タブレットを多様に、柔軟に使ってきた甲斐があったのかな

ICT担当の先生に「新たにアプリをタブレットに入れることはできますか?」と聞いてみたら、どうやら「各校の裁量で入れてもいいアプリ」があるようで。

 

国語科の主任と相談し、管理職にも許可を取り、古文単語と四字熟語、ことわざを学習できるアプリをそれぞれ一つずつ入れてみました。

 

明日の授業で、生徒たちと共に試しに使ってみる予定です。ワクワク。

 

また、空き時間にアプリの入れ方をICT担当の先生に教えてもらっていたら、近いうちにタブレットを活用した授業提案?研修?をするようなのです。

 

タブレットの機能の中でも特にジャムボードの活用に焦点をあてるようで、「この学校では○○先生(=私)が一番ジャムボード使っていると思うので、ぜひお願いします」と言われました。

 

国語用のクラスルームを作ることに始まり、メンチメーターで意見共有、Googleフォームでアンケート、ジャムボードでグループ化、最近ではクイズレット、Googleドキュメントでレポート作成などなど、いろいろなことをちょっとずつやってきてよかったなと思いました。

 

多様に、柔軟にやり続けるというのは、こういうことなのかなと思ったり。

 

大学院の同期の様子を見ていると、まだまだだなぁとは思うのですが。

 

それでも、さぁ、次はタブレットを使って生徒たちとどんなことができるんだろう、とちょっとワクワクしています。

 

ゆくゆくは、タブレットがペンやノートと同じような学習ツールの一つとして定着し、"みんながタブレットを使う"ではなく、"タブレットを使いたい人は使う"という感じに持っていければいいなぁと妄想しています。

『12歳の少女が見つけたお金のしくみ』(泉美智子)読了

また学級文庫に置きたい本が一冊増えました。

今日は久しぶりに丸一日お休みだったので、勤務先の図書室にあった、泉美智子さんの『12歳の少女が見つけたお金のしくみ』を読みました。

 

投資を始めたり、FP検定3級を取ったりする中で、お金についての興味関心が湧いているためか、本屋さんや図書室でもお金に関する本に目が行きます。

 

この本は、泉さん主催の「夏休み 子どものためのお金セミナー」に参加していた、当時小6の久谷理紗さんが書いた『モノの値段を考える』というレポートがベースになっているそうです。

 

原案であるレポートのうち何枚かが載っていたのですが、需要と供給や裁定取引など、身近なお金についての考察がイラストとともに丁寧に書かれていてびっくり。

 

この本はマンガ部分とイラストがたくさん入った説明部分に分かれていて、小中学生でも理解できそうなわかりやすい内容になっています。

 

2章の「いろいろなモノの値段」では、景色、空気、水の値段・ゴミを捨てる値段という身近なモノの値段から、時間の値段・命の値段・臓器の値段など、なかなか値段のつけにくいものの値段について書いてあります。

 

1998年のシチズン意識調査によれば、「可処分時間(自由に使える時間)1時間にどれだけの値段を払うか」を会社員400人に聞いた結果は平均で2,497円だったそうです(p.79)。「私ならいくらの値段をつけるかなぁ」と思わず考えてしまいました。

 

おもしろいなと思ったのは、世界の給料の比較です。単純に時給に換算するといくらかで比較する方法もありますが、「ビッグマック1個買うのにどれくらいの時間働かなければならないのか」で世界の賃金を比較することもできるのだとか。ちなみに日本は25分なのに対し、アフリカのシエラレオネでは136時間働かないとビッグマックは食べられないそうです。ビッグマック以外にも、スタバのラテ1個、iPhone1台を買うのにどれくらいの時間働かなければならないのかという「トール・ラテ指数」・「iPhone指数」なんてものも!(pp.116-118)

 

こうしたわかりやすいお金についての本を足がかりに、子どもたちが経済やお金のことについて考えていけるといいのかなぁ、なんて読んでいて思いました。

疲れ果てる前にブレーキをかけられるようになってきたのかも

明日は勤労感謝の日

 

今週末に大会があるので午前中部活の予定を入れていたのですが、急きょお休みにすることに。

 

というのも、「疲れてますよ〜」「休みなさ〜い」というサインが身体から出ていたからです。

 

倒れ込むようにして寝て、気づいたら数時間経っていたとか、食欲がなくておかずを一品残すとか。

 

今までなら「ちょっと頑張ればなんとかなるかも」と思って多少無理をしていたところでしたが、前よりは上手くブレーキをかけられるようになったみたいです。

 

今日はテストの採点など学校でしかできないことを全て片付け、明日休日出勤しなくてもいいように準備万端整えてきました。

 

明日は久しぶりに丸一日お休みでなんの予定もないので、ゆっくりしよう。

錬成会に不慣れな私と生徒たち

今日の午前中は錬成会でした。

市内の何チームかが集まってひたすら練習試合。

 

剣道の錬成会は会場内に複数ある試合場をぐるぐると回りながら試合をするのですが、生徒が交代で審判をしたり、短時間でたすきの色を赤から白に変えなければならなかったりとなかなかに煩雑なのです。

 

そのため、慣れていないと試合の進行を妨げてしまうこともしばしば。

 

コロナ禍でなかなか外部での錬成会ができなかったこともあり、1年生の初心者は今回が初錬成会でした。

 

そのため、最初は「次はどこに行けばいいんだろう?」「何をすればいいんだろう?」といちいち2年生の先輩に聞くという受け身な姿勢でした。

 

2年生の子は2年生の子で、経験者が自分一人しかいないという状況で、うまくまわりを見ながら1年生に指示を出すというのが難しいようでした。

 

そのため、

・受け身な姿勢をやめて、次に自分がどう動けばいいか各自が考えること

・相手より先に先に攻めること

↑この2つを徹底するように伝えました。

 

そして、5人のところを4人で回さなければならずに生徒たちはてんやわんやだったので、試合記録は私がつけ、うろうろしているのがいたら指示を出し、試合中気を抜こうものなら「先!先!」「次!」「そこ!」と檄を飛ばす私でした。

 

錬成会終了後の疲労感は普段の3割増しでした。

 

それでも、1週間後の大きな大会に向けて、生徒たちは自らの課題に気づけたよう。

 

井の中の蛙ではなく、他校と試合をして、もまれて強くなっていってほしいなと思っています。

テストがある週は思いのほかストレスフルだったみたい

部活後、外でご飯を食べて家に帰ったら14時。

 

「ちょっとだけ休もうかな」と横になったが最後、気づいたら17時でした。

 

思いのほか疲れていたんだなぁと思いました。

 

疲れの原因はテストですね。確実に。

 

今回も出題者だったのですが、前回ミスがあって相当ヘコんだので、今回は印刷前にベテランの先生に見てもらった上、自分でも何度も何度も確認しました。

 

幸いミスはなかったのですが、国語のテストが終わるまでは気が気ではありませんでした。

 

テストが終わってからも仕事は山積み。

 

採点→点数を控える→エクセルの表に入力→スキャナでpdf化→模範解答印刷

 

ぱっと思いつくだけでもこんなに。

もう少しタブレットを活用できれば、最後の模範解答印刷はなくせそうですが。

 

こんな話を妹にしたら、「生徒だったときはテストの時ストレスだったけど、先生もストレスなんだね」と一言。

 

いつのまにかストレスも疲労も溜まっているので、意識的に休みたいものです。

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意外とタイピングに苦戦する生徒たち

華金かつ給料日の素敵な金曜日はもれなく残業で終わりました。

 

ちょっと楽しかったのは部分日食を見ることができたこと。

 

隣に理科の先生がいらっしゃったので、普通の月の満ち欠けと月蝕の違いを教えてもらいました。

 

知識があると世界の見方が変わりますね。

 

さてさて。

今日は2クラスでタブレットを使ったレポート作成を課しました。

 

プリント課題だと"ちょうどいい課題の分量"がある程度予測できるのですが、そこにタブレットが入ってくると大きく目算が崩れるというのを実感しました。

 

思いのほか、生徒たちはタイピングができなかったのです。

 

人差し指だけで恐る恐るキーを押す生徒の多さにはびっくりしました。

 

タブレットをツールとして使うには、まずタイピングなのかもしれないと感じました。

まだまだタブレットは"今日は使ってみようかな"という存在

明日の授業ではタブレットを使ったレポート作成をやってみようと思っています。

 

正直なところ、まだまだ「タブレット使ってみようかな」という段階です。

 

私も生徒も使ってみないとタブレットがいいのか、それとも紙に書いた方がいいのかわからないような感じ。

 

単元ごとのキーワードを指定したレポートは今後も続けようと考えているので、今回タブレットでやってみて「やっぱり紙の方がいい」という生徒がいれば、レポート用紙とタブレットの二刀流で行こうかなぁ。

 

なるべく生徒たちに選択権を委ねられればいいなと思っています。