結果がふるわなかったことにどこか安堵する自分にモヤモヤ

非常勤先の期末考査の結果が出そろった。

どのクラスも想定していた平均点を5点ほど下回る感じだった。

前回も今回も生徒たちの実態をきちんと見取ることができていないなとヘコんでいる。

 

前回の中間考査が想像以上によくできたので、成績をつける関係上、今回の期末考査はかなり難しめにしないと帳尻があわない。

 

といっても無理して難問奇問を出しても仕方ないので、授業で扱った内容を中心に、記述量をかなり多めにした。

テスト後に「先生、あれは多すぎー」と生徒から笑いながら言われたほど(「今回はかなり書いてもらうから書きやすいペン持ってきてね」って言ってあったでしょ、と返しておいたけど)。

80字を越える記述が3つはさすがにやりすぎだったかな。テスト直後の授業中、「俺裏面やってないけど、裏面やった奴いんの?」と言っている子もいた。あーあ。

 

今回のテストを難しくしなければならないのは、内規で「学期末の成績は50点以上70点未満になるようにつけること」と決まっているから。非常勤講師の私は学校のルールに従わなければならない。

 

成績をつけるためだけに難しい(難しすぎる)問題を出し、それで思っていたよりも結果が出なくて、でもそのことに安堵している自分がいる。高かったものを下げるのは心理的に厳しいけど、低かったものに「平常点」という名の救済措置で点数を上げることはいくらでもできるから。

 

すごくもやもやする。

 

本当にこれでいいのか、と思う。

 

テストって何のためにあるんだろう?

 

成績をつけることにどんな意味があるんだろう?

 

どつぼにはまってるなぁ、私。