試験前日の、愛しさと待ち遠しさと宙ぶらりんさと

非常勤先は明日から2学期の中間考査

私が担当する高3の現代文は初日(つまり明日!)に試験がある。

 

試験日程を見たときは「最初の方でよかった〜」とホッとした。

 

国語は記述問題が多いので採点に時間がかかるのだ。他の先生と組んでいるときは採点基準のすり合わせも必要になるし。幸い、今は私1人で全クラス担当しているので、自分のペースで採点できる。

 

昨日今日は各クラス試験前最後の授業があったので、1コマ丸々テスト勉強の時間にした。

 

やることはシンプル。

・提出物が終わってない人はまずそれをやる。

・提出がすべて済んでいる人は、教科問わずテスト勉強をする。

 

私はその時間中に提出物のチェックができるし、生徒たちは自分にとって必要な勉強ができるから、win-winの関係(だと思ってるのは私だけかもしれないけれど)

 

彼ら彼女らのいいところは、提出日までには課題をやろうとするところだなと今日感じた。「溜めておいた自分が悪いんでしょ」と言ってしまえばそれまでなのだが、なんとか帳尻を合わせようと必死になっている姿は、ちょっと愛おしい。

 

でも、事前にきちんと出している子への対応がおざなりにならないよう、その子たちにも目を向けないといけないなと反省している。

 

 

少しずつ関係が出来てきているせいか、生徒たちを見ていて「かわいいなぁ」と思うことが増えた。

 

「テスト頑張ります!」と私に言ってきたり、「テストの問題どんな感じで出るんですかぁ?」とさりげなくちゃっかりと探りを入れてきたり。

 

1ヶ月前に潰れそうになっていた頃には考えられない変化。

 

依然として、授業中に寝ていたり、スマホかまっていたり、関係ないおしゃべりに花を咲かせていたり、心ここに在らずだったりする姿を見かけるけれど、そうした姿に一喜一憂しにくくなった自分がいる。

 

もちろん「なんとかしたいなぁ」と思うし「1人も見捨てたくない」という思いはあるけれど、とりあえず多少なりとも関係性が好転しただけで御の字。

 

考査が終わったら、また仕切り直しかなぁ。

 

 

もうテストは刷り終わって格納したから、明日を待つのみ。たぶん問題や解答欄にミスはない、はず。

 

でも、あれほど確認したのに、当日になってミスが見つかるのはなぜなんだろう。定期考査マジック。

 

この試験前日のふわふわした感じ、久しぶりで懐かしい。