謝りっぱなしの私は生徒たちにどんな言葉を残せるのだろうか

今日は朝から生徒に謝ってばかりだった。

 

・採点ミスしててごめん

・みんなの実態を把握しきれてなくて、中間と期末で難易度が大幅に変わってすみません。特に今回の期末は平均点低かったから心配だった人もいたよね。

・(『学び合い』の授業で)時間設定失敗してごめん(←心の中で。初めて5分延長してしまった)

 

下手に誤魔化そうとしても勘のいい子はすぐにわかってしまうだろうと思うので、こちらに非があるときは全体の前で素直に謝るようにしている。

 

期末考査が終わってからは結果に打ちのめされ、心がベコっと凹んだまま形状記憶されてしまったようでなかなか戻ってこない。

 

疲れも取れていないのか、昨日の授業中生徒には「先生顔色悪そうだけど疲れてませんか?ちゃんと休んでくださいね」と心配される始末(マスクつけてるのによく顔色がわかるなぁ)。

 

タスクは山積みだけど、今日は早く帰って休もう。

 

 

さて、私はお休みの先生のかわりに非常勤で12コマを担当しているのだが、その先生が年明けから復帰されるようだ。体を慣らすために週に何度か学校にいらっしゃっているようで、今日初めて顔を合わせ、「お世話になっています」と挨拶を交わした。

 

その先生との引き継ぎの日程も来週に決まった。

 

授業をするのもあと2週間だ。着々とカウントダウンが進んでいく。

 

最近は、一斉授業のときも、『学び合い』で生徒の様子を見ながら今日の語りを考えているときも、ふと「最後の授業で何を語ろうか」ということが頭をかすめる。

 

別に最後だからって特別なことを語らなくてもいいとも思うけど、謝りっぱなしの私にいったい何が残せるんだろう?

 

最初のうちは急に授業を担当することになり、生徒たちとの信頼関係もうまく築けず、かなりしんどかった。

大きな失敗もした。

160人近くいる生徒たちの顔と名前がきちんと把握できているかといえば、4ヶ月以上経った今もそうとは言えない。

 

ただ、今は生徒たちのことが愛おしいと思う。

 

今朝は車で学校に着いたとき、男子2人が「おはようございます。国語のテストどんな感じだったんですか?」「セブンのおにぎりいります?」と声をかけてきた。思わず、かわいいなぁとくすっと笑ってしまう。

 

人によってはあと4ヶ月もしたら社会に出るような生徒たちにどんな言葉を送るか。

 

残りの2週間で溢れるような思いを整理し、削ぎ落として、シンプルにまとめていく必要がありそうだ。