非常勤講師生活スタート

今日から非常勤講師としての生活がスタートした。

すでに、大学院生、(平日は毎日)バイト、(自称)ハンドメイド作家と、二足のわらじどころではなく、四足目に突入しているのだが。

 

今日は午前中2コマ。

終わってみれば、最初から『学び合い』にしてよかったなと思う。

「はじめまして」の先生がいきなり変なことを言いだしても、「あ、この先生はこうやるんだな」とすっと受け入れてもらえた(ように見えた)からだ。

 

・みんなは自ら学ぶ力を持っていること

・社会に出たら自分の得意なことについてはまわりの人に力を貸したり、困ったときは助けを求めたりする意思表示ができることがとても大切なこと

・私は教えないけど、目標設定・学習環境の整備・評価をすること

↑こうしたことを授業のはじめに語って、「では始めてください」と生徒たちに委ねた。

 

教材は、村上春樹の「青が消える(Losing Blue)」。独特な比喩が多く、「世の中から青が消える」という設定も特殊で、村上春樹ワールド全開。

生徒の初読の感想を読んでいたら「何を言いたいのかわからない」という感想が多数。

うんうん、よくわかる笑

でも「何を言いたいのかわからん」という生徒が今後どう変わっていくかは楽しみでもある。

 

最初の内はあまり動きがなく、しーんとして読んでいたのだが、私の方をちらっと見ながら小声で「辞書貸して」と隣に頼む子がいた。「本当に教師の方を確認する子がいる!」と内心思いながら、「ひそひそとでも声出してもいいよー。うるさいとか静かにしろとか言わないからねー」なんてうろうろしながら声をかけた。

 

行動を価値づけしていくと、だんだん動く生徒が増えていく。実に素直だと思う。

 

最初のクラスは終了5分前に全員達成していた。難易度も量もよくわからなかったので「これくらいかなぁ」と思って作ったのだが、とりあえずよかった。

 

課題は…

いろいろあるけど、一番は「遅刻してきた子をどうするか」かなぁ。

大幅に遅刻してきた子以外は課題を達成したときにどう語るか。

「遅れてきたとはいえ、クラスの一員なんだから、全員達成するためにみんなができたことがあったはずだよね。次回は全員達成できるように何をすればいいか考えて動いてください」みたいなことを語ったけど、正直テンパっていたのでこれで良かったのかどうかはわからない。

 

うーん、むずかしい…

 

とはいえ、明日も授業はあるので、今日の反省をもとに課題と語る内容を考えよう。