おおっぴらに『学び合い』ができない私が思いついた苦肉の策が、「ミッションが達成できたかどうかの規準を"一人一人指名して答えさせ、全員答えられれば合格"にすること」。
ゴールが明確になり、いつまでにやればいいかが示され、学ぶ環境が整えば、生徒たちは勝手に学んでいきます。
今日は漢字の音訓に関する課題プリントを中1の授業でやったのですが、国語辞典をひく子、漢和辞典を使う子、友達に聞く子、漢字のドリルの索引を調べ出す子、とりあえず一人でやってみる子…などなど、自分に合ったツールを使って学習を進めていました。
1学期の反省から、2学期はちょっとしたことでもプラスの価値づけをするように心がけています。
まわりに聞こえるように音読できた生徒に対して「いい声だね〜」「そうやって読むとまわりの人も聞きやすいよね」と言ったり、今日の場合は発表してくれた短文の出来が良い場合は「いいですね!」などと声をかけたりしました。
そうしたプラスの価値づけをすると生徒もうれしいらしく、今日の振り返りシートで「短文を言ったとき、先生が「いいじゃないですか〜」と言ってくれたのがうれしかった」と書いてきてくれた生徒もいました。
その一方で、自分ができていたから「とりあえずミッション達成できてよかった」と書いてくる生徒も。
そのコメントについては「ミッション達成の条件は、全員が答えられること、だったのでまだまだですね」と釘を刺すことも忘れずに。
まだ"全員が"というところは、私自身求め切れていないというか、覚悟ができていないところではあるのですが、無理せず続けていけたらなと思っています。