「知恵をシェアすること」と「次やることを想定して動くこと」

今日は久しぶりに連携校に伺いました。

 

市内の小中学校は大雪のため昨日まで臨時休校で、今日以降状況を見て再開することになっていました。

 

私は小中高の12年間を上越市で過ごしていますが、雪の影響で学校が休みになったことはなかった気がします。それだけ今回は短期間に大量の雪が降ったということなのでしょう。

 

高田などの町中では排雪が追いつかず、今日も休校のところがあると聞きましたが、連携校は今日から再開。大寒を迎え非常に寒い中、子どもたちの元気なあいさつが響きました。

 

今日はひたすら子どもたちの書き初め作品を台紙に貼りつける作業をしていました。3年生以上は毛筆なので、縦長の半紙に「お年玉」とか「光る雪空」などと書いてある作品を、巻物のような筒のついた台紙に貼りつけます。

 

台紙を前に「どの位置にはろうかな」としばし考えていたら、ベテランの先生がすっと寄ってきて「これ使う?」と線が書いてある紙とクリップを渡してくれました。台紙のサイズに合わせて作ったガイドでした。

「高学年担任したときに子どもたちが自力で貼れるように作ったんだよね」とのこと。

「ありがとうございます!」とお礼を言い、使わせていただきました。おかげで作業が捗る捗る。

 

「台紙のサイズに合わせたガイドを作る」というのは私では思いつきもしなかったことでした。こうした"ベテランの知恵"のようなものをシェアできる職場は素敵だなと感じました。

 

また、最初に台紙に貼り終えたものを「そのままだと場所を取るかな」と思い、ひとつひとつ丸めて担任の先生に渡そうとしました。そうしたら、「明日掲示する予定だから広げて置いておいてもらえますか?」とお願いされました。

 

たしかに、台紙に貼るってことは掲示することが前提だから、掲示しやすいように広げておいた方がいいよな、とその段階で気づきました。

 

次やることを想定して動くというのは、職場はもちろんですが日常のあらゆる場面で大切になってくると感じました。相手に対する配慮を忘れないようにしたいと思います。

 

この反省を活かして、次に担当したクラスの分は広げた状態で3等分に折りたたんでカゴの中に入れて渡したら、担任の先生から「ありがとうございます」と言ってもらえました。

 

子どもたちのあいさつに元気をもらい、2つの重要な気づきを得ることができた、そんな年明け最初の連携でした。