論文のタイトルが決まらない。
「臨教(臨床教科教育学会)の締切が来週なのに、タイトルまだ決まらないんですよ~」と西川先生に泣きついたら、「ここを読め」とバイブル(注:『実証的教育研究の技法』)を開いて見せてくれた。
自分と関係する研究を見つけるため、多くの文献を熟読して判断しなければならないならば、時間がいくらあっても足りない。従って、その文献のタイトルや要約から、すばやく判断しなければならない。最近では、効率よく研究を探すために、個々の文献に検索のためにキーワードをつけることが多い。
キーワードは対象、内容、方法に着目する。
(中略)
実は、以上のようなキーワードを連ねたものが、その研究のタイトル(題名)となる。(pp.14-15 第3節 先行研究の見つけ方より)
私「てことは、問題の所在の部分ができてないと、そもそもタイトルつけられないってことですよね」
先生、ニッコリ(悪魔の笑み)
少し前、先生には「問題の所在がおもしろくない」と言われ、「先行研究の部分がおもしろくないって何??」と思いつつも一から探し直していたのだが、めでたく(?)今週中までに問題の所在とタイトルを完成させなければならないことが判明。
今日も朝の9時からゼミ室にこもり、先行研究とにらめっこ。
ただ、おかげでだいたい必要なものはそろってきた(気がする)。
ふらっとゼミ室に降臨した先生に2つ3つ質問したり(研究に関しては最近やっと”会話”になってきた)、ゼミの同期と論文のタイトルについてああでもないこうでもないと話したりして、徐々に固まりつつある。
今のところのタイトルは、
「働く際に必要な力に関する企業関係者と高等学校教員との捉え方の差に関する研究」
インタビュー調査をもとに、高校教員よりも企業関係者の方が「働く際に必要な力」として異世代や異年齢のコミュニケーション能力を重要視していることを明らかにしたいと思っている。
ただ、まだタイトルの後ろに(仮)がつく。
うーん、これで本当にいいのかなぁ。
悩みは尽きないよ、どこまでも。