「スポーツの秋」と言われるように、秋は学校でも運動会やマラソン大会などスポーツに関するイベントが多い時期。
現在学校支援プロジェクトで連携に入っている小学校でも、マラソン大会が近いので、20分の中休みの間に学校の周りを走る時間が設けられている。
先日子どもたちと一緒に走ったのだが、1周走り終わる頃には息がきれて、日頃の運動不足を感じた。
私は短距離に比べれば長距離の方が好きだったので、マラソン大会はそこまでつらいイベントではなかったが、走るのが苦手な子には地獄のような時間だろうと思う。
こんなことを考えているのは、ゼミの同期のFacebookの投稿がきっかけである。
彼とちょうどゼミ室で会ったので、今朝目にしたツイートを紹介してみた。
それがこちら↓
バセドウ病に気づかない頃、マラソン大会で最下位をヨタヨタ走ってるのを先にゴールした全員に励まされ、かえって恥ずかしかった記憶しかなく、今も運動が嫌い。校長になった学校の駆け足大会は、6分間自分のペースで走り、何周走ったかのカウントだけ。最下位も先頭もわからないので楽しかった。 https://t.co/A8eZ7wk8vw
— 山口照美/大阪市生野区長 (@TerumiYamaguch1) 2020年10月4日
従来のマラソン大会は走る距離がみんな一緒で時間は人によって違うが、この”駆け足大会”は走る時間がみんな一緒で走る距離は人ぞれぞれ。
マラソン大会はゴールしたらそれで終わりだけど、たぶんこの”駆け足大会”は長距離が得意な人と苦手な人が一緒に走ることができる。
この”駆け足大会”を目にしたときに、ふと昨日の塾でのことを思い出した。英検準2級の長文問題を解いている生徒の横で英文をざっと目で追っていたのだが、その内容が”インドアマラソン”についてだったのだ。インドアマラソンは外を走るのではなく、体育館などの屋内をひたすらぐるぐる走るのだそうだ。きれいな景色が見えるわけでもないし、インドアマラソンの何が楽しいんだろうと思いながら読んでいたのだが、そこに出ていたインドアマラソンの利点を見てハッとした。それが、
足の速い人と遅い人が隣で一緒に走ることができること(周回数は違っても)
ということだ。
どんな人も自分のペースで仲間とともに走ることができる。