「変わったね」と「変わらないね」

先日、と言っても1週間以上前だけど、夜の23時過ぎに大学時代にバイト先(学習塾)で一緒だった人からLINEがきた。

 

時間が時間だったので「酔って間違えて連絡してきたのかな」と思ってスルーしていたのだが、「○○(バイト先の名前)zoom飲み」というグループに招待され、zoomのURLが送られてきた。

 

「ん?」と思って参加してみたら、画面に並ぶ懐かしい顔、顔、顔。先生だけでなく、当時生徒だった子も参加していた。みんな二十歳か、時の経つのは早いものである。

 

どうやら、私が大学4年の時に中3だった子の一人が二十歳になったので、そのお祝いをしていたらしい。

 

約5年の月日が経っているのでもちろんその子は成長しているのだが、雰囲気や様子は私の記憶の中にある”中3のときのその子”とそこまで大きく変わらなかったので、思わず「変わらないねぇ」という言葉が口をついて出た。

 

そうしたら「変わってないってだいぶショックです…」と凹ませてしまった。

その子の二十歳のお祝いだったのに、ごめんね。

 

その子は中3のときから落ち着いていてしっかりしている子だったので、大人っぽさというか落ち着いた感じはやっぱり変わらないね、ということだったのだけれど、言葉が足りなかったな。

 

 

ここのところ、久しぶりに会った人に「変わった」とか「変わってない」とか言われた記憶がほとんどないので何とも言えないのだが、私はどちらでもうれしいかなぁと思う。

 

「変わったね!」だったら、昔の私と今の私の違いに気づいてくれているということ。

 

「変わらないね!」だったら、私の軸というかコアの部分を見抜いていて、その部分に変化がないことを見てくれているということでもある。

 

どちらにしろ、私に興味がなければ出てこない言葉だと思う。

 

言語化して相手に伝えるかどうかは別にして、相手に興味を持ち、その人の変わったところ、変わらないところを見取れる人でありたい。