多様な生徒たちの思い・自分自身・まわりの先生方…さまざまなものと折り合いをつけてゆくこと

今日ですべてのクラスで仕切り直しが終わった。

 

どのクラスも「解説がほしい」という声が一定数上がったので、今後は週1~2くらいで『学び合い』を取り入れ、解説(一斉授業)と演習(『学び合い』)を組み合わせて行っていこうと思っていることやネームプレートは当分使わないことを生徒たちに伝えた。

 

無記名のアンケートには生徒のさまざまな思いが表れていた。

やりたい、やりたくない、どれでもいい…

選択肢は限られているけれど、そう考えるに至った”理由”は生徒の数だけある。

 

全ての生徒が望むようにはできないことを痛感する。

だから、”折り合いをつけてゆくこと”が大切になるのだろう。

その折り合いのつけ方が難しい。悩みどころだ。

 

そして、アンケートだけではすくいきれない思いもあるということも頭に入れておかなければならない。生徒たちの言動に表れるそうした思いを、丁寧に見取っていく必要があるのだと思う。正直なところ、私には荷が重い。まだまだ見取りは甘い。

それでもやらなければならないのだ。

 

 

そして、いまさら感が半端じゃないが、改めて私の自己紹介もした。

前回生徒に書いてもらった自己紹介シートの私への質問の項目を中心に話したのだが、まぁおもしろくない。話している私が内心ひくぐらいおもしろくないのだ。自己紹介の下手さ加減に自分のことながらげんなりする。

 

 

先日、同期や先輩方とzoomで話していたとき、ある先輩が「私は折に触れて「クラスのみんなのことが大好きだよ」と伝える」というようなことを話していた。

 

私はその先輩のように「クラスのみんなのことが好き」とは現段階では口にできない。

嫌いなのか、と問われれば決してそういうことではないのだが。

しいて言えば「自信をもって好きだと言えるほど、まだ彼ら彼女らのことを知らない」というのが正確かもしれない。

 

自己開示は難しい。

何を、どれくらい開けばいいのかまだつかめない。

おそらく、それは私も生徒たちも同じなんだろうな。

 

でも、「一人残らず、高校卒業後も幸せでいてほしい」という私の思いは変わらないし、今後もいろいろな場面で伝えていこうと思う。

 

柔軟に折り合いをつけていくことと

ちょっとずつ自己開示すること

自分の思いを言葉にして生徒たちに伝えること

↑当面の私の目標はこんな感じ。

 

 

そういえば今日、うれしい(?)ことがあった。

授業後、教材室に戻る途中、実習着姿でかごを抱えた生徒たちに呼び止められた。

 

「せんせー、卵買ってくれませんかー?」

f:id:bookmarker330:20200901203046j:image

なんと、6個で100円。

 

実家暮らしだとスーパーに行かなくなるので、果たしてこれが高いのか安いのかよくわからないのだが、生徒たちが世話をする鶏の卵というだけでちょっとおいしそう。

 

明日卵かけご飯にしてみようかなぁ。

 

卵が同乗しているせいか、車の運転は心なしかいつもよりも慎重になった。