『子どもの書く力が飛躍的に伸びる!学びのカリキュラム・マネジメント』読了

今日はおうちで読書の日。

朝から雪が降っていたし、コロナウイルスの影響で不要不急の外出も控えなければならないため、本を読むにはもってこいである。

 

読んだのはこちら。

 

先日のみん職フォーラムで高橋尚幸先生が紹介されていたこともあり、おもしろそうだなと思って購入。

 

この本では、「なぜ書かせるのか」「なぜ書くのは難しいと思ってしまうのか」という「Why」の部分から始まり、学びのカリキュラム・マネジメントの仕組みや実践例も豊富に示されていた。

 

特に、「国語科で学習した言語スキルを各教科で生かす」ということではなく「国語科の学習内容をそのまま他教科の中に組み込み、学習内容を融合させて同時に学習する」という考え方がいいなぁと思った。

 

国語でやった文章の書き方と同じことを理科や算数などの他教科でもできれば、書く回数が増えるため、書くことへの抵抗は少なくなる。同じ形式で繰り返し書くことで、学習内容の理解も深まりやすい。

また、最後に文章にまとめるということがはっきりしていれば、子どもたちも見通しを持って取り組むことができる。

 

「書けないこと=悪」ではないという認識を持つことも、書く力をつけさせるためには重要なのだと思う。おそらく「何をどう書けばいいのかわからない」から書けないのであって、書く内容と書き方がわかれば書けるようになるのではないか。それも、教師が一人の書けない子どもにつきっきりになるのではなく、子どもたち同士で学び合った方がいい。

 

わからなければ、まわりの人が書いていることをまねるのも有効である。

 

「型破り」は型があるからできることで、そもそも型がなければ「かた無し」。

 

「まねることはよくない。自分の考えを」なんて言われがちだが、自分の中にないものは引っ張り出せないわけで。まねることで自分の中の引き出しをふやせるならいいと思う。

 

今年も連携プロジェクトで授業をさせていただけるようなら、学びのカリキュラム・マネジメントの視点で授業をやってみたいなぁ。