教員のどうでもいい発言ほどわりと覚えているもので

今まで小中高大と受けてきた授業の内容を思い出そうとすると、何を習ったかはあやふやなのに、教師のふとしたどうでもいい発言や雑談ほど覚えているものである。

 

実はこのブログのタイトルである「徒然なるままに、歯ぶらし」も、そんな"どうでもいい発言"から取ったもの。

 

「徒然なるままに〜」は、ご存じ、『徒然草』の冒頭の一節である。ただし、その続きは「歯ぶらし」ではなく「日暮らし」だが。

 

発信元は中学のときの国語の先生だった。

「俺も中学のとき『徒然草』の冒頭覚えさせられたんだけどさ、なかなか覚えられないから、ふざけて「日暮らし」じゃなくて「歯ブラシ」って言ってたんだよねー笑」

 

「おいおい、国語教師なのにそんなんでいいのかい!」と内心思った。なかなかに強烈なフレーズだった。

 

だからかもしれない。ブログを書こうと思い立ってブログ名を考えているとき、「徒然なるままに、歯ぶらし」が浮かんできたのは。

 

徒然草』は日本三代随筆の一つとされ、今でこそビジネス書として読まれるなどありがたがられているが、要は兼好法師がそのとき思ったことをつらつらと書いただけのものだ。ブログの名前にはもってこいだった。

 

 

どうでもいいことでも覚えていてもらえればましかもしれない。

 

でも、

・今後幸せに生きていくには多種多様な人々とつながりを持つことが大切

・みんながみんなできなくてもよい

こういう重要なことが、2割、ひいては8割の生徒たちに伝わるよう、一貫した言動ができる教員になりたい。