今月から家庭教師を始めた。
受け持つ子に合った指導や進め方ができるという点では、現状可能な個別最適化の一つの道ではあるかな、と思う。限定的だし、私の説明が常にその子にフィットしてるかは甚だ疑問ではあるけど。
理屈や仕組みが理解できないと先に進めない子もいれば、とりあえずそういうものとしてすんなり受け入れられる子もいる。後者の方が従来の学校教育ではもてはやされるのだろうが、前者は「なぜ?」という疑いを持ち、それにこだわることができるという点で素晴らしい可能性を秘めているのではなかろうか。
速さや効率を求めてばかりでは、その子が持つ知的好奇心の目を摘んでしまうのではないかと少し心配になる。
とはいえ、現状のテストに時間の制限がある以上、それに合わせた対策もしていかなければならない。
近隣の中学校は来週に試験があるところがほとんどだ。保護者も生徒も、出会って2週間ほどの私を信頼して任せてくれている。その信頼に応えるべくやるべきことをやっていこう。