責任感の育て方

明日の新人戦の準備のため、今日の午後は出張でした。

 

忘れ物をしていたのを思い出し、準備が終わってから学校に戻ったら、荷物を抱えた部員たちが何やらもめていました。

 

声をかけたら、マネージャー用のエナメルバッグを誰が持つかで、一悶着あったようです。

 

「お前10秒で準備できなかったから、持ってって」

「いや、この前1年生が持ち回りで持ってくって決めたじゃん」

「じゃあ、○○持って帰って」

「忘れてもいいなら持っていってもいいですよ」

「あ、○○は忘れる可能性があるからダメだ」

 

生徒たちの話を聞きながら、ふと「責任感ってどうやって育っていくのだろう」と思いました。

 

自分の経験ベースになってしまうのですが、責任感のベースには「他者に迷惑をかけたくない」という気持ちが少なからずあるような気がします。

 

だとすると、他者のために自分に任された何かをするという経験の中で、責任感が育まれていくのではないでしょうか。

 

もちろん、特性などの影響で物事を忘れやすい人はいると思うので、配慮は必要です。

 

それでも「忘れやすいから任せない」のではなく、「忘れない方策をみんなで考えたうえで任せてみる」方がいいんじゃないかなと思います。