数学のワークに取り組む生徒を見ていて「学習は積み重ねなんだなぁ」と感じたこと

部員の何人かが「日曜にテストに向けた学習会をしたいです」と言うので、午前中の2時間だけ学習会をしました。

 

生徒たちは各々ワークなどの教材を持ってきて、わからないことがあればまわりに聞きつつ進めるスタイル。

 

あまりに関係のない話でうるさくなるようなら私が声をかけますが、基本的には様子を見つつ生徒たちに任せていました。

 

2年生のある生徒が数学のワークを広げたまま手が止まっていたので、「今何やってるの?」と声をかけたら、「これ分かりません」と一次関数の最初のページを見せてきました。

 

「一次関数の式はこれだよね?」と、ノートに「y=ax+b」と書いたら、頭に?が浮かんでいるようでした。

 

そのため、「比例の式、1年生のときにやらなかった?」と「y=ax」の式とグラフを書いて見せても、ぽかんとした顔をする生徒。

 

それを見て、「あぁ、この子にとって数学の授業はきっと呪文のように聞こえているんだろうな」と思いました。

 

数学は、積み重ねが大切だと言われる教科の一つです。

 

先ほどの一次関数も、比例が理解できていなければ手も足も出ないようなもの。

 

私が担当する国語は、他教科と比べて"学習を積み重ねている感"が目に見えにくい科目だと思います。

 

極端な話をすると、国語であれば中1でも高校入試問題を解くことは可能です。

 

"積み重ねている感"がわかりにくい科目だからこそ、学習の系統性を意識しなければならないのかなぁと感じました。