「ガマン!」の意味がやっとわかってきた

高3の卒業時の剣道部の寄せ書きに、N先生からたった4文字、"ガマン!"と書かれていたことは今でも覚えています。

 

稽古中もおそらく何度も言われたことなのですが、当時はその意味がよくわかっていませんでした。

 

今、一応部活の指導者という立場になって、やっとその意味がつかめてきたような気がします。

 

剣道の試合において、打つ機会というのは大まかに言うと、

①自分が中心を取ったとき

②相手が打ってきたとき

の2つであるように思います。

 

自分が打ちたいときに打つのではなく、相手が出て来たとき、要するに相手が崩れたときを狙う。

 

そのためには、いつでも打てる体勢で"ガマン"しなければならない。

 

そのことを言いたかったのかなぁ、と今になって思うのです。

 

私にとっては、指導する立場になってみないとわからないことでした。

 

ただ、このように、時間が経ったり立場が変化したりしてみないとわからないことって、けっこうあるような気もします。

 

人からもらった言葉は、自分が理解できるようになるまで、捨てずに丁寧に取っておいた方がいいんだな、と思いました。