やっぱり私は剣道が好きなんだろうな(選手ではなく顧問になっても)

今日は剣道のお話です。

2日間にわたる県大会が終わりました。

 

地元で開催されたので、長距離の移動や宿泊、食事のアレルギー対応などがなくて、精神的にだいぶ楽でした。

 

しかも、明日休みだし。

 

去年は、初めての顧問で右も左もわからないまま、10人以上の部員を連れてバスで片道150キロ以上を移動し、宿泊し、ケンカの仲裁をし、帰ってきて翌日普通に授業をするという、鬼のような行程をこなしていました。

 

いろいろシステムエラーじゃないのかな、と思いますが…

 

大会会場では高校時代に剣道部でお世話になった先生方とお会いできてよかったです。

 

上位勢の試合を見ていると、打突の音が全然違うなぁと思います。

 

「バゴッ」「ズドーン」というような擬音語がぴったりくるような、会場の端にいても「あぁ、決まったな」とわかるような重みのある音なのです。

 

いったい、どんな練習をしたらあんな音が出るんだろうと思います。

 

そして、互いにほぼ同時に面を打つ"相面(あいめん)"の判定の難しさと言ったら。

 

自分では「決まった!」と思っても、相手の方に旗が上がったり、主審と副審で挙げた旗の色が違ったりするのは、わりとよくあること。

 

剣道ではうれしさや悔しさを試合場で表現することはご法度です。

 

一本を取った後にガッツポーズをすると一本が取り消されるというルールがあるくらいです。

 

試合場を出るまでは、まるでなんてことないように振る舞うものの、壁の近くに座って涙を堪えきれずにうつむく選手の姿を時折見かけます。

 

剣道はしんどいことが多いと思うので、「剣道楽しい!」とは即答できないのですが、剣道についてこれだけいろいろ書けるってことは、私はやっぱり剣道が好きなんでしょうね。