自分に刺さる言葉を探す読書の旅

夏休み中は教材研究も兼ねて図書室に行くことが増えました。

 

夏休みあけの授業では戦争に関する教材を取り上げることが多いので、戦争に関する本を探したり、授業などのネタになりそうな本を見つけては読んだり…

 

多少時間に余裕があるので、普段はあまり見ないようなジャンルの本棚ものぞいてみると、中高生のお悩みに答える系の本に目が行きます。

そして、今日読んでいるのがずっと積ん読状態だったこちらの本↓

 

こうしたお悩み相談系の本に惹かれるのは、”自分に刺さる言葉”を探しているからなのかもしれません。

 

”自分に刺さる言葉”にいつ出会うかはわかりませんが、本を読む習慣があるとその確率は格段に上がる気がします。

 

今でも覚えているのは、私の愛読書でもある、あさのあつこさんの『ガールズブルー』を読んでいたときのこと。

登場人物が美容院で読んでハマった本として、ラ・ロシュフコー箴言集が出てきていました。

 

フィクションに出てくる本なので実在しないんだろうなぁと思っていたら、本屋で見つけてしまったのです、ラ・ロシュフコー箴言集。

「戒めの言葉」という意味がある「箴言」集なので、刺さる言葉がいくつもありました。ふと思い立って読み返すのですが、刺さる言葉はそのときどきによって変わってきます。 

 

「そう、これ!」とか「うっ、心が痛い…」となるような”自分に刺さる言葉”を探す旅。それが読書なのかもしれない、と最近思ったり思わなかったり。