(一応)論文を書き上げた話

先ほど、臨床教科教育学会に発表要旨集の原稿をメールで送った。

 

締切は明日までなのだが、余裕をもって今日提出した。

明日パソコンが壊れるかもしれないし、データが吹っ飛ぶかもしれないし、何があるかわからない。最悪を想定してちゃっちゃと出すことにした。

 

 

そう言えば、大学4年時の卒論も前日に出したなぁ…

締切は12/25の正午だったから、クリスマスイブに卒論を提出し終え、すぐさまケーキを買いにいった気がする。

 

 

臨床教科教育学会はいくつかの大学で持ち回りで開催しており、今年は本来ならば上越教育大学で行う予定だった。しかしながら、コロナ禍のためオフラインで集まることが難しくなったので、学会のHPで紙面発表という形になった。

 

年明けすぐに行われる学会がなくなったので県外勢は久しぶりにゆっくり帰省することができるのだが、ひとつ大変なことが。

 

今年は紙面発表なので研究結果や考察、結論まで記載しなければならず、「結果、考察は当日発表する」という伝家の宝刀が使えなかったのだ。

 

締切が近づいていたので、西川研のメンバーはここのところ論文の執筆や添削、データの分析などに追われていた。

 

 

私が所属する西川研究室は学校連携プロジェクトのチームごとに研究して論文を書くことが多い。ただ、私は個人研究だったので、調査・分析・執筆は基本ひとりでやっていた。

 

研究の過程を振り返ってみると、よくひとりでやってたなぁと思う。

今年の3月あたりから地元企業にインタビュー調査のアポを取り始め、4~7月にかけて地元企業の人事担当者や高卒で就職した人にインタビュー。8~9月にかけて高校の先生にインタビュー。10月以降はプロトコル分析に追われつつ論文の執筆。

 

インタビュー総数は100名を超える。論文を読んだ同期の現職さんが「質問紙調査(アンケート等)かと思っていたらインタビューだったんですね。よくこんなにたくさんインタビューしましたね!」とびっくりしていた。

 

やっぱりひとりだけでやるのは限界があるので、いろんな人の力を借りた。

特に12月に入ってからは、ゼミ生や他ゼミの同期に論文を添削してもらい、論文をブラッシュアップしていった。

 

人によって視点が違うので、自分では気づかなかった指摘をもらえると本当に助かる。

自分で書いた文章を読むといろいろ読み飛ばしてしまうのだ。主語と述語が対応していないという国語の教員にあるまじきミスも多発するし。

 

今朝も同期が添削してくれたコメントの中に、「直接確計算」は「直接確計算」だよ、というのがあり、「提出する前でよかったぁ…」と思った。

 

 

年内の締切関係はこれで終わり。とはいえ、年明けにある学習成果発表会の準備はまだある。

 

とりあえず書くだけ書いた10ページに及ぶ論文を、発表要旨集の原稿用に4ページにまとめるのも大変だったのだが、学習成果発表会の原稿はなんと2ページ!

いったいあとどこを削ればいいのやら…

プレゼン用の資料も作らなきゃいけないし、何を話すか考えて発表の練習もしなければならない。

 

そして、上教大の紀要に申し込むために書式や体裁を変えなければ。

最初は「A論文(査読付き論文)にしたいなぁ」なんて大それたことを考えていたが、西川先生の「研究者になるわけじゃないから紀要で十分」という話に「それもそうか」と思い、紀要に切り替えた。

 

「紀要に載ったら、Ciniiの著者検索で自分の名前入れると論文が出て来るってこと?!」とちょっとワクワクしている笑