昨日は私の母の誕生日だった。
十干十二支が一周回る還暦。
「今年何歳だっけ?」と親の年齢すら忘れてしまう私にとって、母親の年齢と西暦の末尾の数字が同じであることは非常に役立っている(2020年にちょうど60歳!)
私は昨日朝8時すぎから夜の9時くらいまで外出していたのだが、家に帰ってみるとお寿司とケーキの姿が。少し不格好なお寿司は母が握ったものだと言う。どうやら今日は「主役が食べたいものを食べたいだけ作って楽しむ」会だったようだ。
ケーキも母親の手作りである。三段重ねの力作。
下の段はクリームとキウィのジャム(キウィは家で取れたものだし、ジャムも手作り)
真ん中の段はいちごとキウィのスライス
一番上はいちごとみかん
生クリームは1パックしか買っていなかったので、側面のデコレーションは断念したらしいが、それでもカラフルで甘味と酸味のバランスもよい。
何しろ、手作りだと翌日おかわりができる笑
今朝、母と父と私で「手作りケーキは何でこんなにおいしいんだろう?」と話していたのだが、スポンジに秘密があるのだ、という結論に落ち着いた。
市販のケーキのスポンジは、口に入れると溶けるようになくなってしまうくらい軽くてふわふわ。
一方、家で作るとみっちりと詰まった食べ応えのあるスポンジが出来上がる。
実を言うと、私が小さいときは、誕生日もクリスマスもケーキは母のお手製だった。市販のケーキはもちろんおいしいのだが、もはやDNAレベルでみっちりとしたスポンジのケーキを求めているのかもしれない。
還暦を迎えた母だが、赤いちゃんちゃんこが似合うという感じではなく、日々新たな商品の開発に勤しんでいる。先日も新商品のフルーツグミを作るための道具を楽天で注文し、「作りやすくなった!」と感動していた。
少なくとももう1年はすねをかじる予定でいるので、元気に頑張ってもらいたいなと思う。
そして、今のうちにできる限り親孝行しよう笑