今日は、今年で修了される同期の現職さんのための送別会で、食べ放題のお店に行ってきた。
なかなかM1全体で集まる機会は少ないので、久しぶりに他ゼミの同期と話すことができて楽しかった。
さてさて。
食べ放題のお店に付き物なのが、
「元を取りたくなる」問題。
「○○円払ったんだから、それに見合うくらい食べなきゃ」と思ってしまうのが、悲しいかな人間の性なのだ。
私も以前はそう思っていたのだが、"サンクコスト"の概念を知ってからは、自分が楽しく食べられる分だけにしようと思うようになった。
サンクコスト(埋没費用)とは、すでに使ってしまったお金・労力のことを指す。回収不能でもう戻ってはこないコストのことである。
例えば、1人2000円の食べ放題に行ったとして、そこでいくら食べようが、食べまいが、2000円はもう戻ってこないのである。
無理して食べて「く、苦しい…」となるよりは、おしゃべりしながら楽しく食べられる分にとどめたほうが、自分もまわりもハッピーになると思う。
このサンクコストの考え方は、食べ放題だけではなく、日常のいろいろなところで使える。
人間はとかく、「これだけ時間(お金)をかけたんだから」と諦めきれずにすがってしまいがちである。恋愛しかり、夢しかり。
しかし、それにかけた時間やお金はもう戻ってこないという点でサンクコストなのだ。
一度「厳しいな」「無理かも」と思ったのならば、これまでに犠牲にしたもの(?)はいったん横に置いておいて、冷静に今後の方向性を考えるのが賢明な判断なのだろう。
そうは言っても、人生なかなかうまくいかないのよね。