3/3はひな祭り。
我が家は私と妹の二人姉妹なので、この時期になると実家にはひな人形が飾られていたものでした。今年は当日になってもひな人形は出ていませんが…笑
さてさて。今日は私の大切な妹の話をしようと思います。
妹は社会に出て働き始めて1年以上経ちますが、いまだに月に1度は手紙を書いて実家に送ってきます。
この手紙は妹のメンタルのバロメーターでもあります。心に余裕があるときは季節のお花の便箋、メンタルがしんどいときは"ムンクの叫び"の便箋であることが多いからです。
先日も妹からの手紙が我が家に舞い込んできたのですが、その便箋は"ムンクの叫び"。「あらあら、メンタルは大丈夫かしら」と心配したのも束の間、手紙とともに送られたものと手紙の文面を見て、思わず「ふふっ」と笑ってしまいました。
手紙とともにやってきたのは、妹お手製のフルーツケーキ2種類。一つはラム酒で似たプルーンがのったもの。もう一つはオレンジピールがこれでもかというくらい入っており、上にグレーズがかかったもの。
(なお、左側でピースしているのは母です)
手紙の文面はこんな感じでした↓
スーパーの果物売り場に柑橘が並ぶ時期になりました。先日、「はるか」というみかんを買ったのですが、中身がスカスカで「詐欺ぃぃぃぃ!」と思いました。でも、このままでは悔しいので、皮を剥いて煮てピールを作り、そのピールを使ってフルーツケーキを焼きました。
「詐欺ぃぃぃぃ!」というところに妹らしさがよく出ているような気がします。
我が家はみんな食べるのも飲むのも大好き。特に妹は昔からお菓子作りが得意だったので、一時期本気でパティシエを目指そうとしていたくらいでした。
パティシエにはならなかったものの、紆余曲折を経て就職したのは食品に関する企業。農業で生計を立てている両親と、その両親のもとで育った私たち姉妹は、食の大切さが身にしみて分かっています。
便箋こそ"ムンクの叫び"でしたが、手紙の文面は食べ物のことばかりで、読んでいて朗らかな感じがしました。
「たぶん、手紙に食べ物のことについて書いてあれば(妹は)大丈夫だね」と、妹の焼いたフルーツケーキを食べながら、母と顔を見合わせて笑いました。