結婚と家事負担

昨日の学年ゼミで、西川先生に質問を投げてみた。

「将来的に共働きでなければ生計を立てられないにもかかわらず、現状として女性の家事負担が重いことはどう変えていったらいいんですか?」

 

西川先生の回答は実にシンプル。

「嫌って言えばいい」

 

この「嫌」という相手は2種類。学校と伴侶だという。学校で時間外の労働を求められ、それによって家事負担ができないのであれば、「重要性はわかるのですが、妻が怖くて…、すみません!」と男性側が言わなければならない。ただし、その発言が周りに受け入れてもらえるよう、日頃からしたたかに立ち回る必要がある。

もう一方は、妻側が家事負担が重い場合、夫に「嫌だ」と言えば(常識的な考えを持つ)夫は喜んでやるのだという。

 

「男性の意識が変わらなければならない」という大枠では西川先生に同意するのだが、どうもしっくりこない。モヤモヤする。

 

その原因を一晩考えていたら、モヤモヤがやっと何となく形になった。

 

おそらく私は、「夫は男子中学生の我が子だと思えばいい」という西川先生のスタンスに違和感を覚えているのだと思う。

 

大人と大人が合意によって婚姻関係を結んでいる以上、なぜ妻側が夫を中学生の我が子だと思ってしつけねばならんのだ?、と感じているのが違和感につながっているのだろう。

 

妻の尻に敷かれたいのであれば自由に敷かれればいいと思うが、パートナーとして共に生活しているのだから、男性も自分事として家事を行うべきでは?、と思ってしまう。だから、「手伝おうか?」という言葉が、夫が気づかずに言ってしまう地雷ワードの一つであるということに共感するのだろう。

 

昨日は、ゼミ中に「(夫をしつけるなんて)面倒くさい…」と思わず"心の声"が出てしまった。

 

私自身まだ結婚していないから、そう思ってしまうのかもしれないけれど。