その論文で何を言いたいのか

今日インタビュー先の方と名刺を交換したとき、20枚以上あったはずの名刺が残り2、3枚になっていることに気づいた。

今日ので通算8社、25名の方の話を聞くことができた。「どこも協力してくれないかもしれない(泣)」と弱気になっていたのが嘘のよう。

 

名刺用の紙を研究室に取りに行ったとき、西川先生と遭遇した。

開口一番、「データ集まってる?」

常日頃「報告はいらん!」と豪語している西川先生だが、ちょっとした確認は欠かさない。

 

そして、「その論文で何を言いたいのかを決めないと迷走するよ」と。

 

「何を言いたいか」がはっきりすれば、おのずとどのようなデータをどのような形で集めればよいのかということも明確になる。

私はその部分がふわっとしたまま、見切り発車的にインタビューを始めていたので、くぎを刺しておきたかったのかな、と思う。

 

「今言いたいのは、高校の先生が考える”コミュニケーション能力”と企業で働く人が考える”コミュニケーション能力”は違うっていうことですね」と言ってみたら、西川先生は「おもしろいんじゃない」とぼそっとつぶやいていた(私の聞き違いじゃなければ)。

そして、「次のゼミでもっとシンプルに言ってね。スパッと明確に」という宿題が出た笑

 

普通科高校のキャリア教育、学校側と企業側のギャップというのが研究の出発点だったのだが、ここのところ「キャリア教育×コミュニケーション能力」が興味の中心になってきている。

 

新しく”コミュニケーション能力”の要素が入ってきたので、それに関する先行研究を探し、読む必要が出てきた。

 

せっかく研究するんだから二番煎じじゃおもしろくない。そもそも二番煎じは研究じゃないし。

 

放置していた先行研究を読むことを再開しよう。

やることはいっぱいだ。でもワクワクする!