七夕とサラダ記念日

今日は7月7日。七夕である。

 

「織姫と彦星が年に一度天の川で会うことができる日」とされているが、生まれてこのかた七夕の日が快晴だった記憶がない。いつも曇っているか、最悪の場合雨が降っている。一度でいいから、七夕に美しい天の川を見てみたい。

 

さて、昨日の7月6日は"サラダ記念日"だった。これは、俵万智さんの

「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日

という短歌に由来するのだそう。

 

何かの本で、俵万智さんはこの句を作るとき、なんでもない日で、かつサラダが似合いそうな日として、"七月六日"を選んだという話を読んだ。これを目にしたとき、日常が少しだけ特別な色を帯びるような気がして、素敵だなぁと思った。

 

記念日といえば、誕生日が祝日や特別な日に当たっていると、ちょっと残念な気がしないでもない。

 

以前12月末が誕生日の子が、「クリスマスと誕生日とお正月がすべて一緒になる…」と嘆いていたのを思い出す。

 

誕生日を覚えてもらいやすい、というのは得な気がしていたけど、そういう事情もあるのね、とちょっとかわいそうに思った。

 

何しろ、今は登録さえしておけば、いちいち覚えていなくても、スマホがちゃんとリマインドしてくれるし。

 

そういう私の誕生日は、なんの変哲もない日なのだが、いかんせん学校の長期休みと完全にかぶるのである。小中高と、学校で「おめでとう!」と周りに言ってもらっているクラスメイトを見ると、自分もおめでとうと言いつつ、ひそかに心の中で"いいなぁ"とつぶやいていた過去がひょっこり顔を出す。