西川研究室のみんなで書いたオンライン授業の本が出版され、ゼミ生ひとりにつき2冊ずつ配られた。
ゼミ室の自分の机の上にこの本が2冊並べて置いてあったのを見た時には「ようやく本になったんだなぁ」という感慨とうれしさがこみあげてきた。
それと同時に「1冊が自分用なのはわかるけど、なぜ2冊?」と頭の中に?が浮かんだ。
その疑問は、例のごとくふらっとゼミ室にいらっしゃった西川先生とゼミ生とのやりとりで氷解した。
西川先生「その本2冊ずつ配ったのはなぜかわかってるよね?」
ゼミ生「親に渡す、ってことですか?」
西川先生「そうそう。お金出してもらってるからね」
親に対して改めて、大学院で何をしているかを話すのは意外と難しい。その点、この本は大学院での学びの成果物としてはわかりやすい。
「私の場合、学費は自分で払ってるけど、その他生活費諸々はすねをかじりまくってるからなぁ」と思い、帰宅後すぐ、「これ研究室のみんなで書いた本だよ!執筆者だから私の名前も載ってるよ!」と母に手渡した。
母は「読んでみるねー」と言い、数日が経過。
今日、母がその本を読んでいるのを目にしたので、「どう?」と聞いてみたら、一言、
「あなたの名前が載ってたわ」
ですよねー笑
自分でもいまだにちょっと変な感じ。
そして、「zoomまったく初心者の私でも、○○(妹の名前)とつないで「元気ー?」とかできそう。zoomって最近流行ってたけど、よくわかってなかったのよね」とのこと。
この言葉がとてもうれしかった。
「知らないから難しそう→怖い→使わない」ではなく、zoomについて知らない人でも「オンラインで何かしてみようかな」と思わせられる本を作ることができたんだなと実感した。
私の母は教育関係の人ではないので、どちらかと言えば教員というよりは保護者に近い立場だと思う。
そうした人たちにもこの本が広まっていったらいいなぁと思う。