初めて卒業生を送り出す

きれいな青空が広がる中、卒業式が行われました。

 

卒業証書授与の呼名のとき、一人目で声が震えましたが、生徒はしっかり返事を返してくれました。

 

それで、「声を張ってしっかり名前を呼ばなければならない」とお腹に力が入り、間違えることなく、泣くこともなく、無事全員の名前を呼ぶことができました。

 

卒業式後の最後の学活では、教室中の生徒たちの顔がこちらを向いていました。

 

こんなに真剣に話を聞いてくれたのはいつぶりかなと思うくらいでした。

 

話している途中、涙が込み上げて言葉にならなかったですが、とりあえず話したいことは伝えることができました。

 

我がクラスの生徒たちのすごいところは、ここぞというときに全員揃うところです。

 

体育祭も、音楽祭も、そして卒業式も、体調を崩すことなく、人間関係のトラブルで休むことなく、学校に来られる人全員が参加できました。

 

最後の学活で話を終えた後、級長と副級長がクラスを代表して、メッセージを書いた色紙とプレゼントを渡してくれました。

 

私は担任として、生徒たちに十分寄り添えたかどうかはわかりません。

 

いろいろと失敗したし、上手くいかないことはたくさんあったし、生徒たちの前で謝ることも何度もありました。

 

それでも最後にこうしてクラス全体で感謝の気持ちを伝えてくれる生徒たちは、本当に心が温かい人たちだなと思います。

 

教え子たちの自慢ばかりになってしまいますが、やっぱり自分のクラスの生徒たちはかわいいです。

 

笑顔で卒業してくれて本当によかった。

卒業おめでとう。