評価基準が明確になると生徒たちは妥当な自己評価をする

「星の花が降るころに」という中1の作品で、題名にもある「星の花(=銀木犀の花)」が何を象徴するのかという課題を出しました。

 

最初のクラスでは、

A:銀木犀の花が何を象徴するのか簡潔にまとめられる+そう判断した理由が書ける

B:銀木犀の花が何を象徴するのか簡潔にまとめられる

C:銀木犀の花が何を象徴するのかまとめられない

という評価基準でやってみたのですが、そもそもBに到達したのが10人ほどで、ほとんどがCということになってしまいました。

 

そのため、次のクラスでは、

A:銀木犀の花が何を象徴するのか簡潔にまとめられる+その答えが合っている

B:銀木犀の花が何を象徴するのか簡潔にまとめられたが、解答の内容がずれていたorまとめられなかった→みんなの解答を見て納得した

C:みんなの解答を見ても、なぜそうなるのかわからない

このような評価基準にし、さらにAの上として

S:銀木犀の花が何を象徴するのか簡潔にまとめられる+その答えが合っている+そう判断した理由が書ける

を設定しました。

 

全体で解答をシェアしたあと、授業の終わりに書く振り返りシートに自己評価を書かせたら、SからCまで評価がきれいに分かれました。

 

しかも、私が評価をつけたとしても、概ねそうつけるだろうなと思うような自己評価でした。

 

評価基準さえ明確になっていれば、生徒たちは妥当な判断ができるんだなと思いました。

 

また今度やってみよう。