フルの『学び合い』はできていない私の折り合いのつけ方は…

フルの『学び合い』はできないけれど、少しでもいいから『学び合い』の考え方を授業に取り入れたいと考える日々が続きます。

 

今日は1年生の授業で10分ほどの活動を入れてみました。

 

「大人になれなかった弟たちに……」という戦争をテーマにした作品で、次のような問いを投げかけました。

 

「配給のミルクがヒロユキにとって大切な食べ物だったのはなぜか? 本文を参考にして「〜から。」という形でまとめなさい。

 

ちなみに、この問いはTOSSランドにあったものをほとんどそのまま使わせてもらいました。

 

ミッションクリアの条件は以下の通り。

・8分後に全員が座っている。

・3つ以上書けたら合格(最高で6つある)。

・立った状態でスタート。3つ書けたら座る。

・1人でやってもいいし、誰かと一緒にやってもいい。

 

タイマーを押すと同時に教科書とにらめっこする生徒たち。

 

"本文を参考にして"という縛りがあるので、教科書を必死で読み込みます。

 

私は机間をくるくるまわりながら、「一生懸命教科書読んで探しているの素敵!」「良い目の付け所だよ〜」「んー、それはちょっと違うかなぁ」なんて声をかけながら生徒たちの様子を眺めます。

 

書いてみたものの心配で隣と確認している子、早く終わって周りの子の答えを見ている子、教科書を指しつつ説明している子、最後まで残っている子に「やりなよ」と急かす子…

 

生徒たちを見ていると、いろんな子がいるし、いろんな関わり方があるんだなぁと改めて思います。

 

模範解答を出しておくわけではないし、授業時間のほとんどを生徒たちに任せるわけでもありません。

 

それでも、私がひたすらしゃべっている授業は何百倍かマシだと思ってやっています。

 

なかなか「こうしたい」という自分の理想(?)には程遠い毎日ですが、できる範囲でできることをしていくほかないのかな。