物事の裏側に思いを馳せ、感謝できる生徒たちであってほしい

中学校の教員になって、子どもたちに何かをさせるときに事前に準備することの大切さを痛感しています。

 

準備というよりは、ある種"お膳立て"と言った方が良いのかもしれませんが。

 

今回の県大会についてもそうです。

 

大会の申し込み、参加料の納入、宿・交通手段の手配、他校の先生との打ち合わせ、昼食代の集金・管理、保護者に配布する参加計画の作成…

 

パッと思いついただけでも、これだけの仕事を教員が通常業務にプラスして行うことで、生徒たちは大会に参加することができるわけです。

 

県中体連の専門部の先生方は、これらに加えて大会そのものの運営等膨大な量の仕事をさばいていらっしゃいます。

 

これだけの教員の努力(?)のもとに成り立っている大会ですが、その裏側が生徒たちに語られることはほとんどないのではないかと思います。

 

今日、私はこの裏側の話を少し生徒たちに語りました。大人気なかったかもしれません。

 

ただ、「このコロナ禍で練習ができること、大会ができることは当たり前のことではない」「勝利は自分たちだけで勝ち取ったものではなく、まわりで支えてくれる人たちがいたから勝てたんだ」というように、日常や結果の裏側に思いを馳せ、感謝できる生徒たちであってほしい。

 

私はそう思っています。