部活をしている最中に「扇風機使ってもいいですか?」と聞いてくる生徒がいました。
「使っていいよ〜」と答えたのですが、咄嗟に「扇風機使うかどうかは自分たちで考えて決めてね〜。みんなが暑いか寒いかはみんなが一番よくわかってるからね」とつけ加えました。
そうしたら、その後は私にいちいち確認することなく、必要に応じて扇風機をつけて稽古をするようになりました。
私が顧問をしている剣道部の生徒たちはかなりしっかりしています。私がいなくてもダラダラすることもなく、すぐに稽古を始めます。
それでも、ときどき「なぜこんなことをいちいち聞く(言う)んだろう?」というような発言が生徒たちの口から飛び出します。
「委員会の活動があるので部活遅れます」の後に「すみません」とつけ加えるのもそう。
何か悪さをして指導されていたとか、課題をサボっていて居残りになったというならまだわかりますが、「(理由は何であれ)部活に遅れること=悪」という公式が生徒たちの頭の中にあるのかなぁ…
そして、最近気になるのは練習中に「トイレに行ってもいいですか?」とわざわざ聞いてくること。
私はこの問いに対して「ダメです」とは言えません。体罰になってしまいます。
「トイレに行っていいですか?」ではなく「トイレに行ってきます」で十分なんだよ、という話を今度しようかなと思っています。
こうしたことの積み重ねが生徒たちを解放していくのかなぁ、なんて。