公開授業で『学び合い』を取り入れてみた話

今日は初任研の公開授業でした。

 

私は合計4クラスの授業を担当しているのですが、今日はその全クラスで授業があり、しかも公開授業は5限で最後だったので気が気ではありませんでした。

 

公開授業は漢字の組み立てと部首についての授業でした。

 

漢和辞典が生徒の人数分無さそうだったので、指導案の時点ではペアで課題プリントに取り組む予定でした。しかし、今朝確認したらぎりぎり人数分あったので、ペアではなく『学び合い』で、辞典は全員に配ってツールとして必要に応じて使ってもらうことにしました。

 

公開授業で『学び合い』をするのはリスキーかなぁとも思ったのですが、このクラスはすでに問題演習で『学び合い』をしており、それにあのクラスで演習させるなら『学び合い』がいいなと思ったので、思い切ってやってみました。

 

・授業の後半の問題演習15分。

・授業の途中なのもあり、語りはなし。

→生徒たちが課題に取り組んでいる最中に「社会に出た後のことを考えると、困ったときは人の力を借りることも必要だよね〜」などと、ちょっと大げさなくらいの声かけ

・ミッション(課題)達成の判断は「誰に指名しても答えられるか」なので、答えは示さない。

 

いわゆるスタンダードな『学び合い』ではないですが、これが今の私にできる精一杯。

 

それでもやってみたら生徒たちは全力で課題に取り組んでくれて、雰囲気もとてもよかったのでホッとしました。

 

やってしまったなぁと思ったのは、前半の説明が長すぎて、答え合わせや振り返りの時間が十分に取れなかったこと。

 

授業を見てくださった指導主事の先生からも、「"漢字の組み立てと部者がわかれば、未知の漢字の意味を推測できる」というねらいは達成できていなかったというご指摘をいただきました。

 

普段はあまり人に授業を見てもらうことはないので、ちょっと立ち止まって自分の授業を振り返る良いきっかけになりました。