本日はRaise your Flagでやってみたワークショップの振り返り本番編です。
準備編はこちらから↓
自分のワークショップのリフレクションは時間がかかる…
書きたいことはいっぱいあるけど、そのまま書いてしまうと自分にとってもわかりにくいものになってしまいます。このブログでリフレクションするのは、人の目に触れるという点で私にとっても良いことなのかもしれません。
今回は「ゆるす」というテーマで道徳の授業のワークショップに挑戦しました。
(なお、スライド内のイラストはヨシタケシンスケさんの『りんごかもしれない』より)
ワークショップの流れをスライドで振り返ってみる
グラウンドルールは次の3つ↓
そして、本日のミッション↓
見通しを持たせるために、今日の流れを視覚化して…↓
そして、さっそくウォーミングアップへ↓
「友達が待ち合わせに遅れてきた」という身近な設定でみんなに○×を出してもらい、その後グループに分かれて2分くらいで話してもらいました。
ウォーミングアップのあとはワーク①へ↓
用意してもらった紙に枠を作り、キーワードを挙げてもらいました。
個人ワークの後はブレイクアウトルームに分かれ、ジャムボードを使って考えを共有しまとめていくグループワーク↓
ワーク②が終わったあと、グループごとに代表を指名してどんな話し合いが行われたか全体で共有してもらいました。
そして、最後にファシリテーターとしての願いを語って終わり。
終わってみての自分の感想
まぁ、シミュレーションをしていたはずなのに焦る焦る。スタートの時点で「中学生になったつもりで参加してね」と言うのを忘れていて、もっぴーさんがチャットにそれを送ってくれていたので本当に助かりました。
本番直前の1on1のときに、「エクセルでタイムラインを作っておくと抜けが少なくなるよ」というアドバイスをいただいたので、超特急でタイムラインを作ってから臨みました。
正直見ている余裕はあんまりなかったけど、困ったときに確認するものがあるという安心感は心の支えになりました。
コーディネーターさんからのコメント
もっぴーさんより
(☆:よかったところ/♡:パワーアップポイント)
☆スライドがきれいで情報が入ってきやすい!
☆ワークショップを通して、「ゆるす」という抽象的な内容について自分だったらどうかと日常に落とし込むことができていた
☆ジャムボードを使う設計は○
♡ジャムボードのようなITツールを使う場合は、最悪のシミュレーションをたくさんした方がいい
→そのITツールがつかえなかったら…?
→ツールで遊びだしたら…?
→使い方に慣れていなくて作業が止まってしまったら…?
まおくんより
☆教育の人あるあるとして「1つの答えに誘導しがち」というのがあるが、今回のワークショップではそうならなかった
♡視覚優位の人と聴覚優位の人がいるが、視覚優位の人に対するフォローがもう少しあるといい
→教育現場のことを考えると、iPad2台使えるとしたら、1台は自分が使う用、もう1台はルールを背景に入れておき、常に見えるようにしておくとわかりやすい
♡ウォーミングアップの際、○×でみんなの反応を聞いたとき、1人だけ×の子がいたときにその子を置いていかない配慮が必要
→「私も実は×なんだよね~ 友達が遅れてきたら、内心「ちょっとなぁ」って思っちゃうな~」などと、フォローする言葉があると、その後のワークで自分の考えを話しやすくなる雰囲気ができるかも。生徒に意思表示させるようなワークを行う場合、事前にどのような意思表示のパターンがあるか、意思表示後に自分がどのようなフォローをするかを入念にシミュレーションしておくことが重要なんだなと思いました。
♡今回は30分のワークショップだったのだが(実際は10分オーバーで40分くらいやってたけど)、あと10分あるとしたら何をする?
→zoomの使い方のガイダンスやzoomに慣れることに特化したアイスブレイクを入れるとよい
みんなからのコメント
☆:よかったところ
☆もう~絶対いい先生になれる!丁寧だし、優しい。細かく説明してくれて、わかりやすかった!最初のキンコンカンコンまじ感動した!
☆もうこれは全部真似します!!(笑)スライドそのまま欲しいくらい(笑)アンガーマネジメントゲームに少し似ているのかな、って思ったんだけど、その人の沸点や価値観について知ることがとても楽しかった。2時間までなら遅刻許せるの!?とかね。
あと、許すという感情❓を言語化するというのが非常に面白かったです。
そしてなにより、普段から先生をしている方ということで、全体の流れが非常にわかりやすかったです。こんなにも聞き手にストレスを与えないで話すことって大事なんだ、重要なんだと深く気づきをもらえました。ねらいもわかりやすく、もうとにかく…参考にしたいことの連続でした!!!
☆学校のチャイムはめっちゃよかった!
一個のスライドの情報量が多い分アニメーションでわかりやすくしてくれていた
オンライン上の授業を想定したつくりが面白かった!もくてきときをつけることがめいかくでわかりやすかった
☆もう世界観が学校!それを伝えなくても伝わる舞台作りがすごかった!音、口調、声掛け、モッピーのコメント、全てが世界観を作れていた。みんなで付箋はって話し合いだ!ってのもすごく学校だった!
☆話のスムーズさ、グループワークの中のルール、スライドの分かりやすさによって、むだがなかった!そのおかげで、話し合いや考える時間に沢山時間をかけられた!本当に中学校に戻ったかのような、世界観が話し方やスライドなどから入り込めた!!
こんな最高な授業だったら寝ません!!チャイムでの雰囲気作りすごく素敵だと思いました!スライドの教科書の字体、イラスト、色配置等、とてもすんなり入って書きました!
☆学校設定。チャイムや授業中という言葉。しーちゃんに対して、先生!って気持ちになった!お疲れ様!!!!!!♡
☆学校の世界観を演出していてよかったと思いました。流れがすごくきれいだと思いました。全体的な説明がとても分かりやすかったです。
☆中学生に戻ったかと思わされるような世界観の作り込み。細やかな気遣いが良かった。
☆授業みたいで世界観がしっかりしていた!
☆ジャムボードを使ったり、チャイムを鳴らしたり工夫がすごかった!
☆キーワードをあげて、グループ分けするのはアクティブラーニングみたいでTTP!
☆絵本のイラストが可愛くてほっこりした!
☆許すという深いテーマについて
♡:パワーアップポイント
♡中学生になりきる。ってところをどこまで意識すればよかったのかがむずかしかった。イメージしづらかった。ジャムボードの使い方で焦っちゃった!でも、新しい機能楽しかった! ジャムボードを使うところの説明がすこし難しかったかな?普段から使い慣れている人にはとてつもなく便利なツールだと思う!
♡ゆるすをなかなかおとしこめなかったところ(たぶん自分だけなんだけど、)
すごい多角的に見てしまって、意見がまとまんなかった、、"
♡携帯で入ってしまったので、アプリ入れないとダメでした!アプリ事前に入れてたらめっちゃスムーズにできたな、という。もしくは、全員パソコン強制もしくはスマホの人を先に個別対応できると良かった!"
♡色々な場面もあると思うけど、道徳とか許すについて考える動機付けがもう少しあったらいいとおもった!! ジャムボード使えなかったかもしれないこと、本当に楽しい授業でした!お疲れ様でした!
♡BORに入る前に指示をチャットに投げておいて、困ったことがあったら読んでくださいって私だったらする!
♡ジャムボードが見つからなかったことについてはそんなに気にしなくていいと思った!共有の時間が忙しくていいなメモを書く時間がなかったのがもったいなかった。。"
♡ワークの時間がもう少し欲しいと思いました。ジャムボードに例の画像を張っといて欲しかったです。"少ししーちゃん自身のテンションを高められたら、もっと楽しめた気がします!
♡許すの時のキーワードを何を書けばいいのかわからず、結構悩んでしまいました!もし、いくつか例があると考えやすかったです!! 考えを深めながらみんなの意見を聞ける空間が楽しかったです!ありがとうございました〜🥰🌿"
まとめ
・ジャムボードが使えなかったときの想定が足りなかった。特に、スマホで入る場合はアプリを入れないと使えないということは完全に頭の中からすっぽ抜けていた。中学生はパソコンよりタブレットやスマホで参加する可能性が高いので、デバイスによって動作環境が異なることを頭に入れておかないと。
・指示をどう浸透させるか。まおくんが言うようにiPad2台使いもそうだし、ブレイクアウトルームに行く前に指示をチャットに貼ることもできる。実際チャットにコピペできるようにドキュメントにまとめておいたのですが、焦って忘れてしまい、各ブレイクアウトルームのチャットに貼りに行く羽目に…
・「ゆるす」という深いテーマについて考えるには時間が足らなかった…
いろいろ失敗したし、想定と違うことがたくさん起きたけど、スーパー中学生のみんなのおかげで最後までワークショップをやりきることができました。
やっぱり、実際にやってみてわかることってたくさんあるんだなと思いました。
そして、かおるがワークショップが始まる直前に「頑張ってください!!」とプライベートチャットを送ってくれたのがうれしかった!
また、終わり際にゴエちゃんから「10時間目にこの授業は疲れたよー」の声。自分でやっといてなんだけど、その気持ちわかる~笑
C日程のみんなと留学できてくれたみんな、そしてコーディネーターに感謝ですね。