鳴かぬ蛍が身を焦がす

何かつらいこと、うまくいかないことがあると、ひとりで悶々と考え込んでしまうのは、私のあまりよくない癖。

 

今はまわりに相談できる人がいるので、人に話すことである程度気持ちを整理したり、現状を落ち着いて自覚したりすることができるという点では恵まれているのかもしれない。

 

それでも、自分の感情と折り合いをつけるには自分と向き合うしかない。

孤独な作業である。

 

私一人がどれだけ悩んでいても、まわりではいつも通りの日常が営まれていくことに変わりはない。

 

私も何もなかったかのように平静を装うが、それにエネルギーを費やすと心が疲弊してしまう。

 

結局は時間が解決してくれるのだろうけど、そういうときほど時間の進みは亀のように遅い。

 

頭ではとっくに理解できているはずなのだが、感情はそれに追いつかず、足がもつれて転んでしまうのだ。

 

他者と折り合いをつけるのも難しいが、自己内対話を通して自分自身と折り合いをつけるのも難儀なものだなぁ。

 

それでも、自分と向き合えるのは自分しかいないので、日々折り合いをつけて生きていかねばならないのだが…