『学び合い』2回目の変化

本日、支援校での『学び合い』授業2回目。

 

前回、授業後分析をしたら反省点が山積みの状態だった。途中でつらくなってここに逃げてきてしまうくらい。

まぁ、最初から上手くいくことなんかないのは頭ではわかっているのだけれど。頭でわかっているのと実際目にするのでは雲泥の差がある。

 

それでも授業はやってくる。この単元は2時間想定なので、どうあがいても今日の時間で終わり。ただ、1回目で見えた課題はそう簡単に解決するわけではないし、幸いなことに別の単元でもう3時間授業をすることができるので、的を絞って語ることにした。

 

今日語ったのは主に2点。

・正直、全員が国語を習得する必要はないと、"私は"思っていること

・みんなが1人も見捨てないことを大切にすることで、いろいろな人と関わることができること

 

私は「卒業後社会で生きていけるようにすること」が高校教育の使命の1つだと思っているので、学校で学ぶことと働くことをリンクさせるのは欠かせない。「職場では気があう人もいれば、この人ちょっとなー、と思う人もいる。それでも、働く上では折り合いをつけて課題を解決していかなければならない。だから、1人も見捨てないことを大事にして、さまざまな人と関われるようになってほしい」というようなことを語った。

 

その後、生徒たちの様子を見ていたら、前回に比べて格段に動きが良くなっていた。

 

声をかける上で意識したのは、「最終的にできればいいんだよ」ということ。

どうも丸写しすることに抵抗があるようで、「わからない→そのままにしておく」という現象が多発していたので、「まずは写すのも1つの手だよ。最終的にわかればいいんだから」と全体に伝えた。

"まなぶ(学ぶ)"は"まねぶ(真似ぶ)"が元になっているくらいなので。

 

一番感動したのは、残り5分前の段階で一切課題をやっていなかった子に、何人かが「お前やれよー」と言いながら一緒になって課題をやっていたこと。結局その子は終わらなかったのだが、ぎりぎりまで見捨てずに達成しようとしている姿が印象的だった。

 

残り3回のうち、一度くらい全員達成したいなぁ、とも思いつつ、また明日から分析と授業改善を進めていこう。