私の勤務先では毎年、年度末に生徒会誌を発行しています。
前半は、生徒会や委員会、部活動のリーダーたちが1年を振り返ってどうだったかを書きます。
そして、後半は各クラスの紹介文が載ります。担任の紹介とクラスの紹介が半々です。
級長、副級長が原稿を書くことが多いのですが、私のクラスは担当の広報委員がそのことをわかっておらず、「え、僕書き始めちゃいました」とのこと。
級長、副級長の文章は何度か読んだことがありますが、広報委員のその生徒は、授業の振り返りでも「つかれた」しか書いてこないことが多いです。
いったいどんな文章になったんだろうと、不安半分、ワクワク半分で待っていました。
今日、下書きを確認したら、まず目に飛び込んできたのが「絶対王政 2年○組」というパンチのあるタイトル!
思わず笑ってしまいました。
「なんでこのタイトルにしたん?」と聞いたら、「タイトル何にしようかなーって、いろいろな人にこのクラスの特徴聞いたら、"個性が突き抜けてる人がけっこういるのに、なんとなくクラスまとまってるよねって話になったんですよ。それは○○先生(=私)がしっかり先導してくれてるからかなぁと思って」とのこと。
私の理想のクラスは「絶対王政」の対極にあるはずなのですが、自分の目指す姿と生徒たちの目に見えているものは違うというのがよくわかりました。
まぁ、でも初担任でクラスが大崩れしなくてよかった。
力の抜きどころがまだわからないから「絶対王政」に見えるのかもしれませんね。