成績処理の季節がやってまいりました。
成績処理にはExcelが欠かせませんが、私が所属する国語科はExcelが得意ではない方が多いです。そのため、ここぞとばかりに「成績算出シート作りますよ!」と仕事を請け負っています。
成績を出す仕組みがわかるし、「初任とは思えない!」と先輩の先生からおやつをもらえたり、けっこういいことづくめ。
以前ブログの記事にしましたが、Excelは以前の講師先で働きながら、その時々で必要なものを覚えて使えるようになっていきました↓
「教員になる前にやっておいた方がいいこと」は山のようにあると思いますが、もし時間があればエクセルをかじっておくことをおすすめします。
多少知識がある状態の方が理解も早いからです。
以下、個人的にかじっておくと良い関数まとめです。
初級編
①SUM関数(サム)
最も初歩的な関数です。指定した範囲の値の和を出すことができます。要するに足し算ですね。
成績処理の際、テストの項目別(知識・技能、思考・判断・表現など)の成績を足す場合によく使っています。
②AVERAGE関数(アベレージ)
指定された範囲の値の平均を出すための関数です。
テストの平均点が一気に出せるので便利。
中級編
③RANK関数(ランク)
指定した範囲内における順位を表示することができます。
高校に勤務していたときは定期テストのランキング表を掲示していたのですが、RANK関数を使うとランキングがすぐにできるので重宝していました。
④RANDOM関数(ランダム)
ランダムな値を表示してくれます。
その列を指定してデータを並べ替えると順番をランダムに変更することができるので、小テストを作るときによく使っていました。
上級編
⑤IF関数(イフ)
指定した条件(80点以上ならば5を表示するなど)に沿った値を返してくれる関数です。ifが出てくる英語の仮定法(もし~ならば)を思い出してもらえるといいかなと思います。
これも成績処理のときに大活躍です。
⑥COUNTIF関数(カウントイフ)
⑤のIF関数の親戚のような感じです。条件に沿った値が指定した範囲にいくつあるか数えて、その数を表示してくれます。
COUNTIF関数のおかげで、アンケートの集計時に「1」と答えた人が何人いるかすぐに数えることができます。
⑦VLOOLUP関数(ブイルックアップ)
指定した列からデータを取り出すことができます。
私は部活動の領収書を作る際に使っています。部員名簿と集金額を一覧にしたデータベースさえ作っておけば、いちいち一覧表を確認してデータを打ち込む必要もありません。
上で紹介した関数の中で、すでに知っている・使えるものがあれば、それをとっかかりに学び始めてもいいと思います。
ただ、人間は必要に迫られないと学ぼうとしない生き物でもあります。だから、せめてこうした関数の存在を知っておくこと、そして手段の一つとしてExcelができる人の助けを借りることができる関係性を築いておくことも大切ですよ。