昔からピンク色の服を着ることにためらいがありました。
小学校から高校まで髪が短かったこともあり、「男の子みたい」と言われ続けてきたので、女の子らしさ・可愛らしさの権化のようなピンク色に苦手意識があったのだろうと思います。
そうした意識自体、私がジェンダーに縛られていることの証明なのですが。
ピンクを着ることができるほどの自己肯定感を持ち合わせていなかった、というのもあります。
高校の時は私服校だったのですが、ピンク色を着こなしている人(男子も女子も)を見ては、内心「いいなぁ」と思っていました。
最近になって、やっとピンクを着ることができるようになりました。
きっかけは、アフタヌーンティー。アフタヌーンティーのドレスコードが「ピンク色のもの」だったのです。
せっかくなら自分が気に入ったものを身に纏いたいと思い、くすみピンクのワイドパンツを作りました。
トップスにピンクを持ってくるのは、顔と距離が近いせいかまだ抵抗感があるのですが、ボトムスだと思いのほか取り入れやすかったです。
「私はピンクを着ることができない」という呪縛のようなものから解き放たれたような気分です。