何をもって"わかりやすい授業"とするのか

大阪市教育委員会が、来年度から若手教員の授業を数値で評価する事業を始めるそう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/41949c0e33f7f2d4617c1499705caa19ed5c1dd2

 

記事には、「児童生徒にもアンケートで授業の「わかりやすさ」などを尋ねる」とあったのですが、その文言を見て「"授業のわかりやすさ"ってなんなんだろう?」と思ってしまいました。

 

きっと、大学院に行っていなければ、この疑問は浮かばなかったと思います。

 

というのも、以前講師をしていた学校では、生徒たちがアンケートで教員の授業を評価するシステムが導入されており、その当時は何の疑問も持たずにいたからです。

 

一定の点数より評価が低くなると、管理職等からの指導が入ります。アンケート項目にはたしか「授業がわかりやすいか」というようなものもあり、その結果に一喜一憂していました。

 

"わかりやすさ"について定義がなされていない中で、"わかりやすさ"を問い、その結果を評価に反映させるというのは、少々無茶な気がします。

 

全員にとってわかりやすい授業なんて存在しないでしょうに。

 

何をもって"わかりやすい授業"とするのか、大阪市教員委員会の方はどう考えていらっしゃるのかな。