冬休みの課題の一つとして、漢字練習があります。
冬休み明けに漢字テストを実施するので、テスト範囲の漢字を練習してきなさいというもの。
A3裏表で200個の漢字を3回ずつ練習するようなプリントが全員に配られます。
私はこの「ひたすらテスト範囲の漢字全てを書いて練習する」というやり方が、非効率的に見えてあまり好きではありません。
テスト範囲の漢字は既習のものばかりなので、人によって書ける漢字と書けない漢字には差があります。すでに書ける漢字は、いちいち練習しなくてもテスト前にちらっと見るだけでも十分なはず。全員が同じように漢字練習をする必要はないと思うのです。
そのため、私は漢字練習をさせる際は「テスト→○つけ、直し→間違えたもののみ練習」という形式をとってきました。
そうするためにはまずテストを作る必要があります。テスト範囲になる漢字全てをテスト形式のプリントにするのは手間がかかります。だから誰もやりたがらないのでしょう。
隙間時間を見つけてはコツコツとエクセルに問題を打ち込み、年間にやる漢字テストの全範囲の漢字のプレテストを作りました。
最近はある程度自分の裁量で仕事をすることができるようになってきたので、今回の冬休みの課題からは”けテぶれ”(計画・テスト・分析・練習)にチャレンジしてみようかなと思っています。
私が今までやっていたことは、おそらく”けテぶれ”の”テ”と”れ”だけ取り出してくっつけたものなのかなと思います。
”れ”だけよりはましなのかもしれませんが、やはり計画と分析を加えると、生徒たちが受け身の姿勢ではなく自分事として学習を捉えることができるようになる気がします。
”けテぶれ”の提唱者である葛原先生のnoteも読んでみました。
子どもたちを自立した学習者へと育てること、「自己学習力=スキル+マインド」という考え方はとても素敵だなと思いました。
そしてさっそく、帰り際に本屋さんに寄って『けテぶれ宿題革命』を買ってくるという。
とりあえずさっと読んでみて、明日生徒たちにけテぶれの話をしてみようかなぁ。