「忘れたら…」を想定するのも授業準備のうち

明日から書初めの練習が始まります。

 

現在の勤務校では、毛筆はこの書初めシーズンにやるだけです。学校に書道セットを持ってきてもらい、冬休み前には持ち帰って家で書初めをするという感じ。

 

この”書道セットを持ってきてもらう”というのがけっこう大変なのです。

 

今日から毛筆が始まったクラスの先生は「持ってきてない人が○人もいた…」と嘆いていました。

 

 

教員になってから「授業に必要なものを生徒が忘れてきたらどうするか」を想定して準備するようになりました。

 

教科書、ワーク、プリント、宿題…

生徒たちはいろいろなものを忘れてきます。

 

もちろん、次の授業に必要なものは事前に伝えておくのですが、必要なものを忘れずに持ってくるのが難しい生徒もいます。

 

私は基本的に”貸せるものは貸す、渡せるものは渡す派”です。

 

紙の無駄になってしまうのが玉に瑕ですが、教科書やワーク・プリント類は少し多めにコピーしておくようにしています。

 

必要なものを忘れたことにより、その後の授業時間をぼーっとして過ごさせるのが嫌だからです。

 

もちろん、社会に出て忘れ物をしたら、まわりからの信頼貯金が少しずつ減ります。だから、生徒には「次は忘れないようにね」と一声かけますが、それ以上咎めることはしないよう気をつけています。

 

学校は安心して失敗できる場の一つであってほしい。

 

この思いを行動で示していきたいと思っています。

 

さて、明日は何人持ってきてくれるかな?