箇条書きのトレーニングを学活でやる意図

副担任をしているクラスの学活の授業を見学したら、箇条書きのトレーニングをしていました。

 

例えば、こんな問題↓

次の文章を箇条書きにしなさい。

日本三景とは、宮城県の松島、京都府天橋立広島県の宮島です。」

 

解答例はこんな感じでした。

日本三景

①松島(宮城県)

天橋立(京都府)

③宮島(広島県)

 

タイトルになるようなキーワードを最初に持ってきて、重要度の高い内容を左側に持ってくると良いらしいです。

 

私の場合、箇条書きなんていつの間にか自然とやっていたような気がするので、"箇条書きのやり方"は新鮮でした。

 

担任の先生は、授業の最後に箇条書きのトレーニングをした意図を生徒たちに話していました。

ちょうど先週に定期テストが終わり、テストが返却され始めたタイミング。

定期テストは2か月の学習内容を問われます。それを2週間のテスト期間だけでなんとかしようというのは、土台無理な話です。

ということは、日ごろから勉強をしておかなければならない。

その、日ごろの勉強として、自学(自主学習)を活用してほしいし、自学のレベルをもう一段上げてほしい。

定期テストの振り返りを見ると「時間が足りなかった」という人が多かった。

普段特に復習等もせず、テスト期間にいきなりワークを解き始めたら、わからない問題ばかりで時間がかかるのは当たり前。

だから、自学の段階でその日習った内容を復習したり、教科書の内容を自分なりにまとめたりすることが大切。

それを積み重ねていけば、テスト前にワークを解いても、いきなり解くよりも時間は少なくて済むはず。

学習内容をまとめる方法の一つとして、箇条書きのトレーニングをやってみた。

 

この話を聞きながら、「何のためにやるか」というのが大切なんだなぁと感じました。

 

学活は特に学級裁量になることが多く、担任の腕の見せ所になる部分だなと思っていたのですが、純粋に「あぁ、すごいなぁ」と思いました。