本日は丸々採点デーだった。
昨日終わった4クラス約160人の答案をひたすら採点していた。
10時から19時まで、昼休憩はちょっと挟んだけど、ほぼノンストップ。
17時半頃、事務の方が回ってきて「(コンコン)まだいるのねー」と確認に来た。
そのときはまだ図書館も職員室も明かりがついていたので、まだいけるかなと思ってがりがりと採点を続けた私。
もう一度回ってきた事務の方に「まだいたの! もう皆さんおかえりだよ」と声をかけられた頃には、私がいる教材室以外は真っ暗になっていた。
学校に最後まで残っていたのはこれが初めて。
それでも終わらなかった…残念。
明日は本来勤務日ではないので今日中に終わらせたかったなぁ。
家に持ち帰って採点、なんて恐ろしいことはできないし。
これは教員になってから知ったことだったのだが、テストはただ採点だけすればいいというものではないのだ。
採点
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通称"閻魔帳"(出欠席等を記入する手帳)に点数を転記
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(答案の点数と閻魔帳に転記した点数を突き合わせてダブルチェック)
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答案をスキャナーでスキャンしてデータ化(答案の改ざん防止のため)
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成績システムに点数のデータを入力
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生徒配布用の模範解答作成
…などなど、実は採点後の仕事の方が多かったりする。
「先生たちってただ採点だけしてたわけじゃないのね。「まだテスト返却しないのか、遅いなぁ」なんて内心思ってたのが申し訳ない…」と思った。"こっち側"を経験しないと見えてこないものってけっこうある。
肝心のテストの結果は…
平均点が高くてびっくりした。
問題が簡単すぎたか…
いや、みんなが頑張ってくれたということにしておこう。
探り探りだったけど、「もっとできそうだな」という感じ。
大ベテランの非常勤の先生が「ここの子たちは「やれ」と言われればやるよ」と言っていたのがなんとなくわかった気がする。
来週からまた授業再開だけど、どう仕切り直そうか。また試行錯誤の日々が始まる。