「アイスと言えばハーゲンダッツ」の真相

物心ついたときから「アイスと言えばハーゲンダッツ」だった。

こんな話をすると「おうちはさぞお金持ちで…」なんて雰囲気になるのだが、そうではない。

 

我が家では「ひと夏に市販のアイスを食べられるのは多くても2回」だったからである。

 

2日に1度とか週1で食べる場合は、毎度毎度ハーゲンダッツを買っていたらエンゲル係数がすごいことになってしまうが、ひと夏に2回だったらせいぜい600円くらいの話。

 

両親は基本「量より質」の考え方だったので、アイスは夏の間のぜいたく品だったのだ。

 

その反動か、社会人のときは週に1度ほど仕事帰りに”ピノ”や”モナ王”、”爽”をコンビニで買って帰り、「(自分で稼いだお金で食べるアイス)おいしいなぁ」とうっとりするようになった。

 

そもそも我が家には、市販のアイス以上に魅力的なおやつが存在したのだ。

それがこちら↓

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たくさんとれた苺やブルーベリーを凍らせてとっておき、夏になったら砂糖とともにミキサーにかけてジェラート状にしたもの(そばちょこに入っているあたり、うちらしい笑)。

 

そのままでもおいしいし、ちょっとお財布に余裕があるときは生クリームを買ってきて一緒に入れるとさらに濃厚になる。

 

我が家の夏の風物詩。

「農家の娘で良かった」と思う瞬間でもある。