小中高休校について思うこと

全国の小中高等学校を3/2から休校にする要請が政府から出た。

 

生徒が学校に来るのは実質今日だけだ。

発表や報道が出たのは昨日の夕方以降だったので、現場は大騒ぎだったのだろう。

今日の午前中に個人研究の協力依頼のため連携校に行ってきたが、対応のためか先生方は職員室にはほとんどいらっしゃらなかった。

 

トップが決断を下したこと自体は良いことだと思う。日本は特に縦割りなので、上の動向をうかがって下はなかなか判断できないということが多いからだ。

 

それでも、唐突感は否めない。現場にいた身からすると、準備する暇もなく、生徒が学校に来るのはあと1日というのでは、生徒も保護者も教員も大混乱になるのは容易に想像できる。日本の官僚の方々は優秀だから、そうなることはシミュレーションできたはずなのに、とちょっと思ってしまう。

 

ただ、決まったからには早急に対応せねばならない。課題は山積している。

 

・子供たちの受け皿をどうするか

(博物館や美術館等の施設は閉鎖されているところが多い。商業施設は混雑していてウイルスをもらってくる可能性が高い。かと言って、家から出るな!、というのも…)

・小学校低学年、特別支援学校(学級)の子供たちを一人でお留守番させるのは難しいのでは

(千葉県は感染に関して十分に注意、配慮した上で学校を解放する等の措置を検討中らしい)

・休校中の学習環境の保障

などなど

 

ただ、今回の休校の決定が、学校の"行事や仕事をどんどん増やしてしまう病"にメスを入れる絶好の機会になるのでは、とも思っている。

 

コロナのために中止、規模を縮小するような行事や仕事は、そもそも必要のないものである可能性は高い。(卒業式はなくなってほしくないけど)

 

学校は「ビルド&ビルド」になりがちだが、これを機会にしっかり「スクラップ」できるといいなと思う。