本日は一週間ぶりに連携校へ。
今日のミッションは「進路指導部の先生とお話しすること」
研究テーマがキャリア教育なので、研究に協力していただく(ことになるかもしれない)学校の現状や課題を知ることは必須である。
今日お話しさせていただいた先生は、進路指導の大ベテラン。
私「キャリア教育について研究しようと思っているんですが、この学校のキャリア教育や進路指導の課題等について教えてもらえませんか?」
先生「質問に質問で返しちゃって悪いけど、○○さん(私)の言う"キャリア教育"って何?」
私「えーっと…」
先生「難しく考えないで、小学校高学年でもわかるように言うと?」
私「簡単に言うと、"自分の将来について考える"ことですかね」
先生「じゃあ、"考える"ってどういうこと?」
私「えっ…(無言)」
先生「教員ってさ、普段よく「考える」って使うけど、具体的に何をすることなのか自覚しないまま使ってるよね」
まるで虚を衝かれたような感じだった。私は国語が専門ということもあり、言葉には敏感な方だと勝手に自負していたが、すぐには答えられなかった。
普段意識せずに「考える」という言葉を多用しているが、改めてその意味するところを問われると言葉に詰まる。
そのままにしておくのも気持ち悪いので、調べてみた。
かんが・える〔かんがへる〕【考える/▽勘える】の解説
[動ア下一][文]かんが・ふ[ハ下二]
1 知識や経験などに基づいて、筋道を立てて頭を働かせる。
㋐判断する。結論を導き出す。
㋑予測する。予想する。想像する。
㋒意図する。決意する。
2 関係する事柄や事情について、あれこれと思いをめぐらす。
3 工夫する。工夫してつくり出す。
4 問いただして事実を明らかにする。取り調べて罰する。
5 占う。占いの結果を判断・解釈する。
(goo国語辞書より)
いつも使う「考える」は1・2・3の意味かなぁ。
ここ数日、TwitterやFacebookで「正義」や「愛」などの言葉の定義についての意見が飛び交っていたのだが、そのような抽象名詞だけでなく普段当たり前に使っている言葉の中にも、意味がふわふわしたままのものがあるのだなと感じた。研究をするなら、用語の定義には厳しくあらねばならない。
言葉について考えるきっかけや研究のアドバイスをいただけたので、本日のミッションは無事完了。
アドバイスをもとに、研究協力していただけるよう知恵を絞らねば。