今日は鏡開きだったので、朝ごはんはお汁粉だった。我が家では餅をついて本当に鏡餅を作るのだが、その鏡餅を下ろしてきてお汁粉の中に入れる。しかしながら、正月三が日の間ずっとお線香を焚いていたお仏壇にいらっしゃる鏡餅さんは、お線香の香りを吸収していて、普通に焼いただけではとても食べられない。そこで、小豆の登場である。お汁粉を身にまとうと、鏡餅の線香くささもあまり気にならない。昨日からふくふくと煮ておいてよかった。
さて、新潟県の小正月といえば「塞の神(さいのかみ)」である。場所によっては「どんど焼き」とも言う。詳しくはこちら↓
https://www.arceight.co.jp/wp/?column=新潟の小正月といえば「賽の神」%E3%80%82みんな真っ黒
簡単に言うと、お正月のお飾りや書き初めを持ち寄って燃やすことで、家内安全などを祈願する行事である。
同じ集落の多くの人たちがそろって火にあたる。焚き上げの火で焼いたスルメやお餅を食べることで今年一年を無病息災に過ごすことができるらしい。
地元を離れて5年以上経っているし、普段地区の集まりには参加しないので、久しぶりに会う人が多く、懐かしかった。私はわりと妹と似ているらしく、会う人会う人に「お姉ちゃん?妹さん?」と聞かれるのはご愛嬌笑
いつもは集落で生活していなくても、塞の神のときは人が集まってくる。今日も小さな子たちがはしゃぎまわる声を久しぶりに聞いた。地方から人が流出していく中、こういった行事で人が集まれるのは素敵なことだなぁと思った。