課題の締め切りについて考えたこと

昨日、名城大学の准教授が学生に刺された、というショッキングなニュースを目にした。

https://www.google.co.jp/amp/s/www3.nhk.or.jp/news/html/20200111/amp/k10012242081000.html

レポートの提出が期限に間に合わず、謝罪をしに行ったら、准教授から「単位は与えない」と言われて刺したとのことだ。

 

このニュースを聞いて、課題の締め切りについて考えずにはいられなかった。

「課題を課す是非」についてはいろいろ議論があるが、今それについて書くと論点がずれそうなので置いておく。

 

頼まれた仕事を期限内に終えなければ信用されなくなるし、仕事を頼まれなくなる。その点で、学校教育で期限を守る訓練をしておく意義はあると思う。

 

ただ、学校は「教員の管理下で失敗できる場所」でもある。期限を守らなかった場合、一切課題を受け取らないというのではなく、指導した上で受け取る、という対応も必要なのかなと思う。

 

今回の事件は大学で起きたものである。大学は高等教育機関なので「課題が間に合わない=単位落とす」でもやむなしかなぁとは思うが、私が1年後勤務するであろう高校では、そこまで厳しいことはなかなか言えない。

 

「高校は社会に出る準備をする場である」というのが私の教育観の根幹である。どのような対応をするのがよいのか考えていきたい。