聖マリアンナ医科大が、医学部入試で女性や浪人生を一律に差別していたとする第三者委員会の調査報告書を公表した。
https://www.google.co.jp/amp/s/m.huffingtonpost.jp/amp/entry/story_jp_5e23a223c5b674e44b9939a4/
調査によると、性別や現役生・浪人生のような属性による差別的扱いがあったそうだ。
男女間で点数差は80点もあったという。そして、浪人した回数が増えるにつれ20〜40点下がっていたそうだ。
しかし、大学側は意図的な点数操作については認めていない。
このことについて、ニュースではあまり取り上げられていないような印象を受ける。一方でSNSを見てみると、実にさまざまな意見がある。
その中で、「女性は結婚・妊娠・出産・子育て等のライブイベントで現場から抜けざるを得ない可能性があるので、女性医師が増えると現場が崩壊する」というような書き込みがあった。
そもそもの話になるが、ライブイベントは性別に関わらず誰にでも起こりうるものである。結婚にしろ子育てにしろ、双方の協力なくしてはうまくいかないのではないかと思う。
言葉は悪いが、女性医師が現場で面倒な存在と考えられているということは、裏を返せば今の医療現場は男性等の長時間労働によってなんとか成り立っている、余裕のない状態であるということでもある。
医療現場に限らず、今の日本は余裕がないなぁと感じる。私が1年後働く予定の教育現場しかり。
女性が、男性が、という性別で一括りにしてしまうのではなく、"みんなが"、そして"一人一人が"働きやすい世の中にしていきたい。
そのためには社会全体が「個別最適化」していく必要がある。
そのために私ができることは、『学び合い』の実践なのだろう。